NYに到着の海軍病院船、新型コロナウイルス患者受け入れへ

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トランプ大統領は6日、海軍の病院船「USNSコンフォート」(USNS Comfort)に、新型コロナウイルス患者を受け入れると発表した。

USNSコンフォートは、先週月曜日にニューヨーク湾に到着。当初コロナ感染者以外の治療を行う予定だったが、患者数はわずか41人のみだった。

ニューヨーク州のクオモ知事は同日午後の会見で、トランプ氏に対して、コロナ患者の受け入れを依頼する予定だと発表していた。

トランプ氏は会見で、クオモ氏と電話で話したと述べ「われわれは、コロナ患者用としての使用は、全く頭になかったが、そうさせるつもりだ。」と受け入れを了承したことを明らかにした。さらに、「ニュージャージー州もホットスポットであるため、彼らもコンフォートを使用する。」「大きな船だ。COVID用に準備が整った。両州に役立つことを願う。」と語った。

同船には病床1,000床のほか、12の手術室や、集中治療室、医療研究室、薬局などを備える。船内では、1,200人以上の海軍医療従事者が対応にあたる。

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発表を受けクオモ氏は、方針の転換は病院システムへの過度の負荷を大いに軽減することができるとツイートした。

ジョンズ・ホプキンス大学によると、6日午後10時現在の感染者数は、ニューヨーク州131,815人、ニュージャージ州は全米で2番目に多い41,090人となっている。