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「バイデンも受けるべきだ」トランプ氏 認知機能テストで満点自慢

23日、オハイオ州デラウェアで集会を開いたトランプ前大統領は、天才の血を受け継いでいると豪語し、大統領時代、認知機能の評価テストで満点を取った自慢話を繰り広げた。

トランプ氏は「人からバカだと呼ばわれるのが嫌いだ」と切り出し、「私には素晴らしい遺産がある。叔父はすばらしい天才で、父だって天才だった」と主張。当時、大統領専属医で、後に下院議員になったロニー・ジャクソン氏に「急進左派の狂人に対して、私がはるかに賢いことを証明するためのテストはないか」と尋ねたところ、「彼は、X検査と呼ばれるものがあります、サー!と答えた」と語った。

トランプ氏が言及しているのは、モントリオール認知評価と呼ばれる検査で、以前FOXニュースのインタビューでも同様の話をしていた。

ワシントンポスト紙によると、検査は10分ほどで、認知症の発症や軽度の認知障害を検出するためのものだという。医療の専門家は当時、検査は、トランプ氏が考えているようなIQの指標ではないと強調。検査は通常、認知症や認知機能の低下が疑われる場合に実施されるもので、トランプ氏が受けたのは不可解だとの指摘も上がっていた。

受験理由を明かしたトランプ氏は、検査で満点を取ったと自慢。検査の趣旨はさておき、医師らから「誰も満点を取った人はいない」と褒められたと満足げに語った。さらに、大統領に検査を義務付けるべきであるとバイデン氏を牽制すると、会場が歓声に包まれた。

バカではないことを証明し、終始”舌好調”のトランプ氏だったが、肝心の自身のアプリ「TRURH Social(トゥルース・ソーシャル)」の名前を思い出すのに一苦労。「トゥルース・センシャル」と言い間違え、話題になった。

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