トランプ陣営選対本部長 新型コロナ検査で陽性

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2日、トランプ大統領夫妻に続いて、トランプ陣営の選対本部長、ビル・ステピエン氏が新型コロナウイルスの検査で陽性の判定を受けたことがわかった。

ポリティコによると、陽性は2日夜に判明した。陣営の幹部は、ステピエン氏に「軽いインフルエンザのような症状」があると語っており、ほかの関係者は、ステピエン氏が回復するまで隔離をする計画だと述べている。隔離中は遠隔で働くが、陣営の指揮を維持する予定だという。

同日、共和党全国委員会のロナ・マクダニエル委員長も陽性を公表した。

ステピエン氏は29日、クリーブランドで開催された大統領選候補者討論会に同行。トランプ大統領と、1日に感染が報じられた大統領側近のホープ・ヒックス氏とともに大統領専用機に搭乗していた。この前日には、ホワイトハウスでトランプ氏と一緒だったという。

トランプ氏の感染を受け、陣営は、週末に予定していたフロリダとウィスコシンの集会を中止。さらに翌週のネバダやアリゾナなどの西部遊説の予定もキャンセルした。

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陣営内部ではバーチャルイベントのほか、マイク・ペンス副大統領やトランプ氏の親族など代理人によるイベントを検討しているという。

ビル・ステピエン氏は今年7月、ブラッド・パースケール氏に代わって選対本部長に就任した。降格したパスケール氏は陣営の仕事を継続していたが、先日、自殺騒ぎを起こして拘束された後、辞職していた。