トランプ氏の大統領資格剥奪の是非 最高裁で審理へ

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連邦最高裁判所は5日、トランプ氏の大統領職就任の資格を剥奪するとしたコロラド州の判決について審理する決定を下した。

口頭弁論を2月8日(木)に開くとし、原告の準備書面の提出期日を1月18日、被告には1月31日までに提出するよう求めた

トランプ氏は3日、コロラド州最高裁判所の判決を不服として、最高裁に審理を求める文書を提出していた。

コロラド州の最高裁は19日、トランプ氏は議事堂襲撃事件をめぐって”反乱”に関与したと認定。修正憲法第14条3項に基づいて、トランプ氏は大統領職に就く資格を失い、予備選の投票用紙に名前を記載することはできないと判決を下した。ただし、上訴する間はこの判決を保留するとしていた。

約30州で同様のケースが提起されており、コロラドに続いて、メイン州が先月28日にトランプ氏を予備選候補者から除外する判断を下している。

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ニール・カティアル元司法長官代理はMSNBCのインタビューに、問題の緊急性から最高裁は2月末までに判決を明らかにするだろうと見通しを示した。

米大統領選の予備選は今月15日のアイオワ州党員集会を皮切りにスタート。コロラド州予備選は3月5日のスーパーチューズデーを予定している。