ロバート・ケネディ・ジュニア、 エプスタインとの関係を明かす

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無所属として2024年大統領選に出馬しているロバート・ケネディ・ジュニア氏は、TV番組のインタビューで、故ジェフリー・エプスタイン元被告との関係について言及した。

5日、FOXニュース司会のジェシー・ワッターズ氏の番組に出演したケネディ氏は「ジェフリー・エプスタインのジェットに2回乗った。イースターに母親に会いに妻と子供二人と一緒にフロリダに行った」と明かした。

前妻で2012年に自殺をはかり死亡したメアリー・リチャードソン・ケネディ氏は「ギレーヌ・マクスウェルと一種の関係」があり、「彼(エプステイン)がパームビーチまで送ってくれると申し出た」と語った。

二回目は、メアリー氏と4人の子供と一緒にサウスダコタ州に化石探しに行く際に搭乗したと説明。「一人で乗ったことは一度もない」と加えた。

「1993年で、30年前のことだ。ジェフリー・エプスタインの非道な問題がわかる前のことだった」と述べた上で、「すべての情報が公開されるべきだ。ジェフリー・エプスタインと彼が関わった高レベルの政治家に何があったのか本当の答えを得る必要がある」「なぜアメリカ国民に隠すのか。とんでもないことだと思う」と主張した。

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性的人身取引罪などで逮捕、起訴されたエプスタイン被告は、2019年8月、収監先のメトロポリタン矯正センターで首吊り自殺した。

エプスタイン氏の航空機は、同氏が所有していたバージン諸島にある小島に未成年を含む女性らを運ぶために使用していたとされることから、俗に「ロリータ・エクスプレス」とも呼ばれる。

2021年に行われたギレーヌ・マクスウェル氏の公判で証人として出廷したパイロットは、約30年の間に乗せた乗客に、クリントン元大統領、トランプ前大統領、英王室アンドルー王子、元宇宙飛行士のジョン・グレン氏、民主党のジョージ・ミッチェル元上院議員、俳優のケビン・スペイシー、クリス・タッカー、ヴァイオリン奏者イツァーク・パールマンなど、数々の有力者や有名人の名を挙げた。ただし、機内で性的行為を目撃したことはなく、同伴者なしで搭乗した未成年者を知らないと答えた。

クリントン氏は複数回搭乗した事実を認めており、報道官を通じて、2002年から2003年、クリントン財団の仕事に関連して4回利用したと明らかにしている。

被告人の自殺によって幕を閉じたエプスタイン事件は、現在も真相解明を求める声が強い。上院司法委員会で「秘密の飛行日誌」を召喚するよう求めたマーシャ・ブラックバーン(共和党 テネシー)議員は、ディック・ダーバン委員長(民主党 イリノイ)が公開を阻止しているとして非難している。