エリザベス女王の死去を受け、ヘンリー王子の回顧録の発売が、来年に延期される可能性が浮上した。PageSixが複数の関係者の話をもとに報じた

回顧録は当初、11月のホリデーシーズンに発売を予定していたが、どの「真実爆弾」を投下させるかを巡り、既に発売が遅れているとも伝えられていた。

ある関係者は、問題はヘンリー王子が、家族に関する悪い話を削除するかどうかだと説明し、内容が修正される可能性を示唆した。一方、女王に関して、王子は「常に最上の愛と敬意を持っている」と説明し、「悪いことは決して書いていないだろう」と断言した。

別の関係者は、本の企画段階から「女王の死去は、常に考えの中にあった」としつつ、年内に発売される可能性は「絶対にない」と語った。延期は、女王に対する「敬意の問題」としている。

ある出版関係者は「ヘンリー王子は、女王に敬意を示し、彼女に関する文章を削除したいと思うだろう。さらに自身の気持ちを言い表したいとも考えるだろう」と述べ、加筆または修正が加えられる可能性があると語った。

ヘンリー王子は昨年7月、大手出版社ランダムハウスから「私的で正直な回顧録」を出版すると発表。王室側は、暴露話が掲載される可能性があるとして、「懸念」を示しているとも伝えられていた。

ちなみにPageSixは、王子が出版社から受け取った前受金は2,000万ドルと報じており、ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストで作家のJ・R・モーリンガー氏がゴーストライターを務めるとしていた。

ヘンリー王子は12日、メーガン妃と共同で設立した慈善団体「アーチウェル」のウェブサイトに、個人名でエリザベス女王に対する声明を発表した。トップページには、2人が顔を見合わせて笑う写真が掲載された。王子は、女王を「おばあちゃん」と親しみを込めて呼び、死は「われわれに深い悲しみをもたらしている」と心境を明かした。女王と過ごした時間や全ての思い出に「一生感謝する」と綴っている。

なおヘンリー王子夫妻は、女王の葬儀が終わる19日まで、ウィンザー城に滞在し、2人の子どもたちはカリフォルニア州にとどまる予定だと伝えられている。