エミー賞候補外れたのは「才能不足」?メーガン妃&ヘンリー王子のドキュメンタリー

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12日、米テレビ番組の最高峰を選ぶエミー賞の候補作品が発表されたが、世間の話題をさらったNetflixのドキュメンタリー番組「ハリー&メーガン」はノミネートから外れた。

昨年12月に公開された番組は、配信後、4日間の視聴時間数が、8,155万時間に到達。ドキュメンタリー番組として、ネトフリ史上最高のデビューを飾った。

王室専門家のキンゼイ・スコフィールド氏はデイリー・エクスプレスUSの取材に、ハリウッドでは「一貫性や才能、努力」が求められると説明。夫妻には「それらが欠けていた」と候補作品から漏れた理由を語った。番組制作に対する姿勢についても、業界の人々とは「労働意欲の水準」が異なるとも指摘。作品についても、「矛盾に満ち、偏った」内容で、「物足りない点が多かった」と酷評した。

マジェスティ・マガジンのイングリッド・ソワード編集長は、英紙サンに対し、「もちろん、彼らは(エミー賞の授賞式に)現れない」と、結果は当然との見方を示した。ソワード氏は、番組は「黄金やバラ色に染められた世界で、彼らが直面した”困難”について、詳細を述べたものに過ぎない」と皮肉った。

夫妻は、この結果に「カッカしているだろう」と心中を推察したほか、「真面目な作品ではなく、個人的な内容を届けると、人々は興味関心を示すだろう」と、リアリティ番組の制作を提案した。

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「ハリー&メーガン」の終了後に配信された、ネルソン・マンデラに着想を得た夫妻のプロジェクト「Live to Lead」のドキュメンタリー作品も、ノミネートを外れた。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ネトフリの幹部は、ヘンリー王子夫妻が提案してきた企画が、他のコンテンツと「似すぎている」として、却下していたという。また、夫妻との契約終了を発表したSpotifyの幹部も、番組に対するアイデアや、生産性が欠如していたことに、落胆していたとも伝えている。

同紙によると、夫妻とネトフリの契約は2025年に終了するが、更新される見込みは低いという。