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トレジョは人種差別的?ブランド廃止を呼びかけ

トレーダー・ジョーズ(Trader Joe’s)はレイシスト?
米国で人気の食料品チェーン店に対し、製品に使用されているブランド名が人種差別的だとして、廃止を求める声が上がった。現在Change.orgで嘆願書に署名が募られている。

トレーダージョーズは、ジャンルに基づき、一部の商品に「ジョー」とは異なるブランド名を使用している。嘆願書では、中華料理の製品にはTrader Ming’s(トレーダー・ミンズ)、メキシコ料理にはTrader José(トレーダー・ホセ)、イタリア料理にはTrader Giotto(トレーダー・ジオット)、日本料理にはTrader Joe San(トレーダー・ジョー・サン)など民族に基づいた名前をつけ、ジョー・ブランドと区別していると指摘。「有害なステレオタイプを助長するもの」だとして、廃止すべきだと訴えている。

さらにトレーダー・ジョーズの第1号店の店舗イメージは、書籍「南の海の白い影」(White Shadows in the South Seas)や、ディズニーランドのジャングル・トリップ・ライドのアトラクションに着想を得てデザインされたと指摘。本には人種差別的な描写があったり、アトラクションは先住民の文化を盗用し、ステレオタイプ化したものとして物議を醸しているだ」と主張している。

この嘆願書に対し、同社の広報担当者は声明で、現在ジョー・ブランドのみとする手続きを進めている最中で、民族的に聞こえるレーベルは撤廃するとAP通信に述べた。製品の名前に関して「もともとは包括的な試みで、楽しませようとしたものだったが、今となっては逆効果となりうることを理解している。居心地の良い雰囲気作りや、顧客満足度を高めるという取り組みに反する」と述べた。

サイトでは、現在3,000件以上の署名が集まっている。この報道に対し、SNSでは「敏感な人たちにうんざりだ。TJで不快な思いは味わったことがない」「ホセはスペイン語でジョセフ(ジョー)だ。ジオットもイタリア語でジョーだ。どこが侮辱的なの?」「馬鹿げている」という声も上がっている。

ジョージ・フロイド氏の死亡事件をきっかけに、人種差別的で人種のステレオタイプに基づく名称の変更を求める動きが広まっている。
これまでに130年の老舗パンケーキブランド「アント・ジャマイマ」(Aunt Jemima)が名称とパッケージの変更を、NFLのワシントン・レッドスキンズがチーム名とロゴを廃止すると発表している。

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