NY市長「ビーチに集まらないで」安全第一を訴え

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ニューヨークの土曜日の最高気温は24℃に達し、公園やビーチには大勢の人が集まった。デブラシオ市長は17日の会見で、「季節が変わり、外出したいのは理解するが、われわれはパンデミックの震源地にいることを忘れてはならない。安全第一だ。」と警告した。

ニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州、デラウェア州では来週金曜日のメモリアルデーウィークエンドから、例年通り海開きを行うと発表している。

デブラシオ氏は「今は安全ではない」と述べ、改めてニューヨーク市内のビーチはオープンしない方針を発表。一方で、砂浜への入場は許可した。ただし、公共交通機関の混雑を避けるため、ロッカウェイなどに電車で遠出をしないよう呼びかけた。

「水泳はダメ、パーティもダメ、スポーツもダメ、ギャザリングもダメだ。」と述べ、ソーシャル・ディスタンスの規定を破った場合は、ビーチに柵を設けると述べた。

警察官、バーで解散命令

16日には、アッパーイーストサイドのバーやレストランの前で、多くの人々が集まっているという通報を受け、警察官がその場を解散させる出来事があった。
デブラシオ市長は、店内で食事を提供しているレストランやバーは、調査を行い、罰金を課す可能性があると警告。発見した場合は、すぐに311に通報するよう呼びかけた。

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公園の入場制限を開始

©mashupNY

混雑が予想されるセントラルパークのシープメドウ、ハドソンリバーパーク(Pier45、46)、ウィリアムズバーグのドミノパークでは週末より入場制限を開始した。入り口付近には警察官が立ち、入場整理を行ったり、マスクを配布したりする姿が見られた。

なおデブラシオ氏は15日、ソーシャルディスタンス違反やマスク着用の義務付けに関して、大規模な集会以外の取り締まりは実施しないと方針転換を発表した。警察官以外の職員で構成される「ソーシャル・ディスタンス・アンバサダー」2,260人を動員し、啓蒙活動に務めるとしている。