ニューヨーク市を走行するタクシーの運賃が、10年ぶりに値上げされる。

市のタクシーリムジン委員会(TLC)は15日、投票で平均運賃を15.97ドルから19.62ドル(約23%)に引き上げることを決定した。市は承認する見通しだという。

値上げは、年末までに実施する。これにより、運転手の収入は33%増加する見込みだという。

  • 初乗り:2.5ドル→3ドル
  • ラッシュアワーの割増:1ドル→2.5ドル
  • 夜間の割増:50セント→1ドル
  • マンハッタンとJFK空港間の料金:一律52ドル→70ドル
  • ラガーディア空港間の料金:5ドル増

TLCは、配車アプリのUberとLyftに関しても値上げを決定した。1分あたり7%、1マイルあたり24%引き上げる。30分で7.5マイル乗車した場合、これまでより2.5ドル高い27.15ドルとなる。

市内を走行するイエローキャブの台数は7月の時点で、1日平均5,700台だった。一方、配車アプリのハイヤーは46,800台だった。

メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティの調査によると、イエローキャブの運転手の96%が外国生まれ。

タクシーの営業許可書(メダリオン)の価格は、2004年から2014年の間、28.3万ドルから96.5万ドルと高騰。ニューヨークタイムズによると、運転手の収入はその間、ほとんど変わっていないという。借金苦による、運転手の自殺も報じられている。

9月下旬、エリック・アダムス市長とチャック・シューマー上院議員、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員は、市最大のタクシーメダリオンの貸し手、マーブルゲート・アセット・マネジメントが約2億2,500万ドルの債務を免除したと発表した。