ニューヨークのJFK国際空港で、乗客が預けたスーツケースの中から発見されたネコちゃん。その後、市内の飼い主の元へと戻り、サンクスギビングデーのご馳走に舌鼓を打ったようだ。
米国運輸保安庁(TSA)は22日、X線検査を通った預け荷物の中から、猫が発見されたと明らかにした。ツイッターにシェアした画像には、横たわるオレンジ色の猫のほか、ワインボトル数本、ワイングラス、ビーチサンダルなどが写っていた。別の写真では、ジッパーから茶色い毛がはみ出ている様子も撮影されている。持ち主に確認すると、家族のものだと主張したという。
We’re letting the cat out of the bag on a hiss-toric find. This CATch had our baggage screening officers @JFKairport saying, “Come on meow”! Feline like you have travel questions reach out to our furiends @AskTSA. They’re available every day, from 8 a.m. – 6 p.m. (ET). pic.twitter.com/LpIkLbAgzC
— TSA (@TSA) November 22, 2022
報道官は28日、ツイッターを更新し、「スメルズ(ネコの名前)」は、フロリダ州のオーランドに向かう乗客のスーツケースの中に入っていたと説明。
ターキーやマッシュドポテト、ワインを前に、椅子の上で舌なめずりをするスメルズの写真を添え、「彼はブルックリンの自宅に戻り、感謝祭を楽しんだ」と無事を報告した。さらに「ディズニーワールドを駆け巡るビッグマウスがいると聞きつけ、それを追っかけようと企んでいたようです」とジョークを加えた。
飼い主のアリックスさんはニューヨークポスト紙の取材に、スメルズは仕事をしている間に、来客の男性のスーツケースに忍び込んだと語った。
警察は当初、男性が猫を連れ去ったのではないかと疑っていたという。しかしアリックスさんは「私たちの猫は、バッグや箱の中を確認するのが大好きで、一匹がスーツケースによじ登って入った」と話した。