マイキー・シェリル下院議員（民主 ニュージャージー）は12日、トランプ支持者らが議事堂に乱入し、占拠した事件の前日、議事堂の「偵察」グループを議員が案内するのを目撃したと語った。
シェリル議員はフェイスブックで、支持者に向けて弾劾決議案に賛成する意思表明をすると同時に「大統領が選挙結果を覆えそうとするのを実際に助ける議員がいるのならば、民主主義を維持することはできない」と主張。続けて、弾劾決議を進めて大統領を罷免し、将来の官職就任を禁止するだけではなく、「彼を幇助した議員。1月5日に私は目撃したのだが、翌日のための偵察をするグループを議事堂で案内した議員。この暴徒の集団を扇動した議員。民主主義を損なおうとする大統領を手助けしようとした議員」に「責任を取らせて、必要とあらば、議会に奉仕できないようにする」と、辞職を求める意向を示した。
シェリル議員は、これらの議員の名前を明かさなかった。
下院民主党は11日に「暴動の扇動」の弾劾条項を含む弾劾決議案を提出した。13日に採決を実施する見通し。
弾劾決議案と並行してコリ・ブッシュ下院議員（民主 ミズーリ）は11日、選挙結果を覆そうと試み、白人至上主義者による攻撃を扇動した議員を調査、追放することを求める決議案を提出している。
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事件では警察官1人を含む5人が死亡した。司法省は12日、事件に関連する170件の捜査を進めており、これまで70人を起訴したと発表。これらの数字は今後数日で数百件に上るだろうと見通しを示した。
