米老舗ドーナツ店、クリスピー・クリーム(Krispy Kreme)が9月15日、タイムズスクエアに世界初の旗艦店をオープンすると発表した。当初5月のオープンを予定していたが、新型コロナウイルスの影響により、開店が遅れた。
場所は、1601 Broadway (ウエスト48ストリート)。店舗面積は420平方メートルで、約4.5メートルの巨大なネオンサイン「ホット・ライト」を掲げる。シロップの滝「グレーズド・ウォーターフォール」が流れる店内には、スタジアム風のシートを設置。タイムズスクエア店限定の「ビッグ・アップル」ドーナツも販売する。
1階のピックアップウィンドウでは、24時間年中無休でドーナツを購入することができる。
クリスピー・クリームはニューヨークで出店を拡大しており、ペンステーションのリノベーションを含め、ミッドタウンやハーレムなど合計8店舗をオープンすると発表している。
同社は1937年、ノースカロライナ州で創業。ニューヨークに進出したのは1997年で、ペンステーションに第1号をオープンした。
2016年に投資会社のJABホールディングスが13億5,000万ドルで買収した。現在33カ国1,500店舗を展開する。デュアン・リードやウォルマートでもパッケージ商品の販売契約を締結しており、売上を順調に拡大している。Yahoo financeによると、2022年末までに450店舗をオープンする計画だという。