イーロン・マスクに下半身露出セクハラ報道「極左女優の政治的思惑」と真っ向否定

イーロンマスク

先日、共和党支持を表明し、民主党に決別を宣言したイーロン・マスク氏に、セクハラ報道が飛び出した。

Insiderが伝えたところによると、マスク氏は2016年、自身がCEOをつとめるスペースXの社用ジェット機内で、客室乗務員の前で硬直した下半身を露出し、同意なく足をさすったあげく、性的マッサージの代わりに馬を買い与えると申し出たという。

同サイトは、一連の出来事は、セクハラを受けたとする女性の友人が署名した「宣言書」や、この友人が提出した電子メールのやりとりなどを含む資料に記されているとしている。また友人からインタビューで話を聞いたとしている。

女性が友人に打ち明けたところによると、女性は客室乗務員の仕事に就いた後、マッサージ師の資格を取得するよう勧められたという。問題が起きたのは2016年後半、ロンドンに向かう機内で、マスク氏から部屋に呼ばれて入室すると、全裸のマスク氏が下半身にシーツを被せた状態で待っていた。マッサージの間、「性器を露出」し、「彼女にさわり、性的行為を指して”もっとやれば”、彼女に馬を買うと申し出た」という。女性は申し出を断り、性的行為をせずに、マッサージを続けた。

友人はインタビューでも詳細を明かし、「彼(マスク氏)は、基本的に賄賂を渡して、性的接待をさせようとした」と話した。セクハラ行為は、ロンドン旅行の直後に女性とハイキングに出かけた際に打ち明けられたとしている。この後、女性はシフトが減らされたといい、宣言書には「彼女は、売春を断ったがために罰せられ、排除された」と感じたと記されているという。

ちなみに、スペースX社では、社内マッサージセラピストによるサービスを幹部の特典として採用しているのだという。

女性は2018年に、カリフォルニア州の弁護士を雇い、同社の人事部に苦情の申し立てを行った。友人が、女性の主張を裏付けるために宣言書を用意するよう求められたのは、この時だったという。マスク氏と女性は、仲介者出席の元に行われた会合で和解し、問題が法廷にもちこまれることはなかった。スペースXは、女性が訴えないことを条件に、退職金25万ドルを支払う解雇契約を締結。この中には、守秘義務や誹謗行為を禁じる条項も含まれているという。

マスク氏はInsiderにメールで、返答には少し時間がかかるとしつつ、「この物語には、さらに多くの話しがある」と回答。「私にセクハラの傾向があれば、明るみに出るのは、30年のキャリアの中で初めてではないだろう」と報道内容に否定的な含みを持たせ、「政治的動機に基づいた批判記事」と非難した。

しかし記事が出回ると、マスク氏はツイッターで「これらの粗野な告発は、完全に真実ではない」と真っ向から否定した。

女性から話を聞いたとする友人は、性器の他に「やけどの跡や入れ墨といった公にしていない部分」には言及していないと指摘。「それができないのは、起きたことが事実ではないからだ」と反論した。さらに「Insiderがインタビューをした友人とやらは、ロサンゼルス在住の大きな政治的思惑を抱えた極左の活動家/ 女優だ」と攻撃した。

なお、Insiderは友人について、身元を確認しているとしつつ、安全上の懸念を理由に匿名にすることを条件に取材に応じたとしている。

マスク氏は翌日もこの報道に言及。3月のツイート(自分のスキャンダルが発生したら「イーロンゲート」と名付けて欲しい)を引用し、「ついにスキャンダル名として、イーロンゲートを使う時がやってきた。なんというぴったりな」と自画自賛。その後「Elongate」がトレンド入りした。

ツイートに余念のないマスク氏を心配してか、ユーザーからは、馬鹿騒ぎしてないで(Horse around)と「馬」にかけながら、「早くツイッターの契約を完了してくれ。みんなハッピーエンドを待ってるんだ」とツイッター買収が、暗礁に乗り上げる可能性を懸念する声も上がっている。