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プーチンの愛人を国外追放せよ、スイスに圧力

プーチン大統領の愛人と噂される「ロシアで最も奔放な女性」こと、アリーナ・カバエワについて、スイス当局に国外追放を求めるオンラインの署名キャンペーンが立ち上がった。

Page Sixなど複数メディアが、カバエワ氏が子供4人とともにスイスに潜伏している可能性を伝えていた。

キャンペーン主催者は、スイスはプーチン体制の「共犯者」を滞在させていると非難。カバエワ氏をヒトラーの妻、エヴァ・ブラウンにたとえ、スイスは行動を起こし、「彼女の”総統”」と再会させよ、と呼びかけた。

「ナチスドイツにさえしなかったが、あなたの国家は近代歴史上はじめて中立を破り、プーチンとその取り巻きに対する制裁に参加した」とした上で、「プーチンのお気に入りの愛人とその子供が、国境内に隠れるのを許している」と指摘した。

カバエワ氏に関して、独裁者の愛人であるだけでなく、人道に対する犯罪者だと糾弾。ロシアの連邦議員時代に、数千人のロシアの孤児から海外で養子となる機会を奪う法を起草したと指摘し、さらにプーチン大統領による違憲なプログラムを承認し、これは後に国内人口の大量虐殺になったと記した。

スイス政府に滞在の法的根拠を捜査するよう求め、不動産購入に使用された資金の「潔白性」を確認するべきとした。さらに、必要な手続きを迂回して、カバエワ一家の市民権取得を助けた国内政治家の腐敗が判明した場合、これを公とし、裁きを求めると警告した。

なお、カバエワ氏がスイスに滞在している確証はなく、フォーチュンによると、シベリアにあるハイテク技術を施したシェルターに隠れていると指摘する声もある。

キャンペーンには、現在5万9,000件を超える署名が集まっている。

これとは別に、オリンピックのメダルの剥奪を求める署名キャンペーンも立ち上げられている。

カバエワ氏はロシア史上最も活躍した新体操選手の一人とされ、現役時代に五輪で通算2個、世界選手権で14個、欧州選手権で21個のメダルを獲得した。

プーチンとの関係

フォーチュンによると、プーチンとカバエワ氏が愛人関係の噂は2008年に浮上した。この時期、カバエワ氏はロシア連邦議会の与党、統一ロシアの議員として活動していた。

プーチン氏は2013年、前妻のリュドミラ・シュクレブネワさんとの離婚を発表したが、ロシア国民の間では、カバエワ氏が理由ではないかと噂されていたという。

2015年にスイスのルガーノで双子を出産した後、社交行事やインタビュー、テレビの出演をぱったりとやめた。ただし、公から姿を消す前、大好きな男性と出会ったなどと話していたことがあったという。

プーチン氏とのツーショットを複数回撮られたことがあるほか、ロシアの反汚職財団の調査から、オリガルヒらからカバエワ一家に、金銭、不動産、その他資産が送られていたことが判明しているという。

子供は4人いるとみられているが、このうち2人については公式に確認されていない。Page Sixは、4人ともにスイスのパスポートを保持している可能性を伝えている。

情報筋は同サイトに、カバエワ氏は現在、プーチン氏に誠実な人物がフランス国境付近に所有する豪華なシャレーに身を隠しているとの話があると明かしている。さらに、カバエワ氏は「別の名前とパスポートを使用して、移動することができる」と指摘。「プライベートジェットで移動しており、自分の名前をさらすリスクは犯さないだろう」と話している。

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