トランプ氏がプーチン氏に利用されると思うわけ、元弁護士が説明

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かつてトランプ氏の弁護士でフィクサーと呼ばれたマイケル・コーエン氏は、ニューヨーク州の民事裁判の判決は、「致命的」で、資産の売却を余儀なくされるだろうとの見方を示した。

トランプ氏や一族企業が有利な融資条件を得るために、金融機関に資産価値を偽っていた問題で、ニューヨーク郡裁判所のアーサー・エンゴロン判事は16日、トランプ氏らに約3.55億ドル(530億円)の支払いを命じる判決を下した。利息と別の裁判で支払いを命じられた損害賠償金8,330ドルを合わせると、トランプ氏に課せられた金額は5億ドルを上回る。

2018年に選挙資金法違反や脱税などの罪で有罪となり、実刑に服したコーエン氏は、現在はトランプ氏と決別して、厳しい批判を展開している。ニューヨークの裁判では弁護側の証人として証言台に立った。

19日、CNNのインタビューに応じたコーエン氏は、判決は「ドナルドにとって完璧に致命的だ。彼らには現金が手元にない」と主張。トランプ氏には十分な現金があると一部で報じられていることについて、「真実ではない。非常に疑わしい」と否定し、共和党全国委員会や特別政治活動委員会から資金を調達しようと企んでいる可能性があると語った。

「それであっても、彼は十分な金がない。裁判費用をカバーするために資産を現金化しなければならないだろう」と述べた。

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さらに、トランプ氏がプーチン大統領に利用される危険があるとも指摘。「KGBのエキスパートとして、プーチンはドナルドを見て、彼がこうした様々なことから逃れるのを助けるために私たちに何ができるかと言うだろう」と述べ、金で釣る方法を考え出す可能性があると語った。「なぜなら、それがドナルド・トランプが関心を持っている唯一のことだからだ。彼はアメリカなど気にかけていない」と続け、「彼はスニーカーを売り込みに出かけたでしょう」と、週末にトランプ公認スニーカーのプロモーションのために関連イベントに姿を現した件に言及した。

外交の専門家からもトランプ氏の脆弱性を懸念する声が上がっている。

トランプ政権で大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めた外交のベテラン、ジョン・ボルトン氏は18日、MSNBCのインタビューで、訴訟やそれに伴う金銭的な問題に足をとられているトランプ氏を「外国はどうにかして巧みに利用しようとするだろう。すでにやってるかもしれない」と主張した。

プーチン氏が先週、ロシア国営テレビのインタビューでバイデン支持を示唆したのは「明らかな偽情報の取り組み」であり、トランプ氏が当選すればロシアにとって「お祝いであることに間違いない」、「なぜなら、プーチンは彼をいいカモだと考えているからだ」と語った。