ホームニュース政治FBI ロシア新興財閥の獲...

FBI ロシア新興財閥の獲得工作 ブルースオー、スティール文書作成者が関与

司法省職員のブルース・オー氏と元英国情報部員のクリストファー・スティール氏が、2014年から2016年にかけて、ロシア新興財閥のオレグ・デリパスカ(Oleg V. Deripaska)をFBIの情報提供者にしようとする試みに関わっていたことを、ニューヨークタイムズが報じた。

デリパスカ氏への試みは、ロシア財閥などから捜査協力を得ようとするアメリカの広範囲におよぶ取り組みの一貫だといい、元職員と現役職員、デリパスカ氏の関係者など複数の情報筋によると、FBIはデリパスカ氏の米国入国を助ける見返りとして、ロシアの組織犯罪とトランプ氏の選挙キャンペーンとロシアのつながりについて情報を得ようと試みていたという。

オー氏とスティール氏は、2014年の11月21日にワシントンで行なったミーティングで、初めてデリパスカ氏について議論をしたという。この時期は、トランプ氏が大統領選出馬を発表する7ヶ月前にあたる。

スティール氏が設定を手伝った2015年のオー氏らアメリカとデリパスカ氏を含むロシア人とのミーティングで、アメリカ側はデリパスカ氏にロシアの組織犯罪とプーチン政府の関係などについて迫ったという。しかし、デリパスカ氏はアメリカ側の考えを根拠がなく、ロシアで物事がどのように進むか反映していないなどと語った。

デリパスカ氏は2回目の会合を拒んだが、2016年9月に、FBI職員がデリパスカ氏のニューヨークの家に予告なく訪問。デリパスカ氏の以前のビジネスパートナーであったトランプ陣営のポール・マナフォートが、選対本部長の期間中にクレムリンとの仲介の役割を果たしていなかったどうかを迫ったと言う。しかしデリパスカ氏は、FBI職員に対し、捜査側の論理を「ばかげた」話しだと述べ、トランプ陣営とロシアのつながりについても反論したという。

この後まもなく、司法省のデリパスカ氏への試みは、米露関係の悪化とともに立ち消えとなった。

今年4月に財務省は、デリパスカ氏をロシア政府による”有害な活動”で利益を得ていたとし、キリル・シャマロフ氏やパトルシェフ安全保障会議書記らとともに制裁対象に指定した。デリパスカ氏は疑惑を否定し、デリパスカ氏側は、協力を拒んだことが制裁につながったと主張しているという。

クリストファー・スティール氏はロシアとトランプ陣営の関係などを調査したスティール文書の作成者で、オー氏とスティール氏の関係は2002年から2017年の長期ににわたる。また、オー氏の妻のネリーオー氏は、スティール文書作成を依頼した調査会社、フュージョンGPSで働いていたことが判明している。トランプ大統領を含む、ロシア捜査に反対する保守派は、スティール文書がカーター・ペイジの捜査令状の取得に不当に利用されたと主張し、ロシア捜査そのものの正当性を否定するための材料としている。先月、トランプ大統領はツイッターで、オー氏に対する批判を繰り返し発信した。

「いんちき、不正、信用のできない文書の作成を家族が大金をもらって手伝ったブルース・オーを、ジェフセッションズの司法省は解雇しないのか?冗談だろ!」

「どうしてブルース・オーは司法省でまだ働いているんだ?けしからん!魔女狩りだ!」

「ブルース・オーの妻のネリー・オーはロシア語が堪能なロシアの専門家じゃないか。彼女はFusion GPSで高額の報酬を得ていた。共謀だ!ブルースは司法省で上司であった。そして信じられないことにまだそこにいるんだ。」

あなたにおすすめ

TOP STORIES