ステマ疑惑も、メーガン妃が装着のストレス撃退パッチ

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ヘンリー王子が日本などを訪問する中、メーガン妃は、マックスマーラのカシミヤコートにスカーフ姿で外出する様子がパパラッチにとらえられた。服装に加えて、左手首に貼られていた「パッチ」が話題となっている。

パッチは、米国でウェルネス事業を展開するNuCalm(ニューカーム)社が販売する製品で、ストレスをコントロールするためのデバイスだという。値段は1点4ドル(約600円)で、月49ドルで定期購入することができる。

正式な名称は「NuCalm生体信号処理ディスク」。ウェブサイトでは「抑制性神経伝達物質の電磁波周波数が心膜経絡に侵入し、視床下部・下垂体・副腎系軸を遮断し、交感神経系の緊張を下方制御することで、副交感神経系を活性化する、革新的なデリバリーメカニズム」などと紹介されている。

ニューヨークポスト紙は、「疑似科学的な業界用語」による説明だと指摘。また、ネットでは米食品医薬品局(FDA)の承認を受けているとPRされているが、実際は認可されていないと伝えている

FDAの報道官は同紙に、同じ商品名で合法的に販売されている医療機器には「覚えがない」と回答した。

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NuCalmを試したという女性は、「効果はなく」「不安が軽減されなかったことに、やや不安を覚えた」と語っている。

メーガン妃を使ったPRも

NuCalm社は、メーガン妃の写真がメディアに掲載されると同時に、7日間の無料のトライアルキャンペーンを開始した。

オンラインでは現在、20セット80ドルの商品が完売となっており、「メーガン妃効果」は高かったのかもしれない。

英紙デイリーメールはメーガン妃が、自身のライフスタイルブランドを構築するため、NuCalmの宣伝に協力した可能性があると伝えた。

ただし、同社はステマ疑惑を否定している。PageSixに対し、これまで50以上のプロスポーツチームや、何百人ものセレブと協業してきたと述べつつも、「スポンサー代や、宣伝代を支払ったことはない」と回答。一方で、メーガン妃については「忠実な利用者」だと説明した。