反イスラエルの投稿したVogue編集者 インスタのプロフィールから肩書きを削除 

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雑誌Vogueの編集者でスタイリストのガブリエラ・カレファ・ジョンソン氏が、プロフィールから肩書きを削除した。

ニューヨークポスト紙によると、カレファ・ジョンソン氏は、ハマスがイスラエルに攻撃を実行した翌日の8日、「植民地化の基本的な教義や戦術がまったく理解されていないこと、抑圧してきただけのシステムを擁護し正当化しようとする人を見るのは非常に残念だ」と投稿。「ちくしょう。私がフォローしている人々の恐ろしい信条について知りたくもなかったことをインスタグラムが見せてくるのがきらいだ」とぼやいていた。

さらに「ジェノサイド、つまりパレスチナ人絶滅計画が目の前で起きようとするなか、世界が黙って見つめているのが信じられない」と述べ「戦争犯罪だ」と主張したという。

火曜日までプロフィール欄にVogueのグローバル編集者とされていた肩書きは、現在「Many Things(いろいろ)」に変更されている。

カレファ・ジョンソン氏はモデルのパロマ・エルセッサーを起用した2021年1月号のVogueで黒人女性としてはじめて表紙のスタイリングを手がけた。その後、カマラ・ハリス副大統領、モデルで友人のジジ・ハディッド、セリーナ・ゴメス、詩人のアマンダ・ゴーマンなどのカバーを担当し、話題になった。

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Vogueの親会社、コンデナストの広報担当者は、投稿は「彼女自身の意見で、社を代表するものではない」と述べるなど距離を置いている。また、ある関係者はポスト紙に、彼女はフルタイムの従業員ではないと強調した上でインスタの肩書き変更は会社による指示ではないと話したという。

投稿には、同僚から反発も寄せられ、フランスのVogueのスタイリスト、セリア・アズレー氏は「イスラエルの民間人が殺害されることに対しても同様の同情を示すべきだ」と批判した。これに対して、カレファ・ジョンソン氏は、イスラエルの犠牲者は報復で被害にあったパレスチナ人より「はるかに少ない」と反論。さらに「イスラエル国防軍はイスラエルのアパルトヘイト政府が支援する拷問機関だ」と述べたという。

するとアズレー氏は「あなたは無知で、建設的な会話すらできない」と匙を投げたという。

ハマスとイスラエルが戦争状態に突入した後、SNSの投稿をめぐって職場を解雇されるケースが複数報じられている。

ニューヨーク市の緊急治療室の医師、ダナ・ディアブ氏は、インスタグラムのストーリーに、ミュージックフェスティバルの参加者がハマスの攻撃を受け逃げ惑う動画に「シオニスト入植者たちは自分たちの薬を味わっている」と投稿。その後、勤務先のレノックスヒル病院の職を解かれた。

アトランタのがん研究センターのアビア・N・アブヤビス博士はFacebookに「レジスタンスの戦士に栄光あれ」「盗まれた土地に平和はない」、パレスチナ支持者らの集会で耳にする「イスラエルの犯罪には、一銭たりとも、これ以上の金は要らない」と投稿した後、休職処分となった。研究所側はポスト紙に「私たちはこのようなコメントをできるだけ強い言葉で非難し、内部調査が行われるまでこの人物をただちに休職処分にした」と答えたという。