島で全滅のウクライナ軍兵士、生存の可能性

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ロシア軍に全滅させられたと発表されていた、ウクライナ軍の国境警備兵らが、生存している可能性があることがわかった。ウクライナ国家国境庁(SBGSU)が26日、明らかにした

投降の要求に反発

ロシア軍が全面侵攻を開始した24日、2隻のロシア軍の軍艦がスネーク島(Zmiiniy Island)に接近。島を護衛する13人の兵士に、武器を置いて投降するか、交戦するかを警告したところ、兵士は「ロシア船よ、失せろ!」と叫び、要求を拒否。その後、通信が途絶え、ロシア軍に殺害されたと報じられた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、兵士は全員死亡したことを認め、「毅然として」島を防衛したとして、メダルを捧げると発表。英雄的なエピソードとして、米メディアで大々的に報じられた。

国境庁によると、ロシアメディアは、スネーク島の兵士は捕虜となり、ロシアの支配下にあるクリミア半島のセヴァストポリへと移送したと報じているという。また島は現在、インフラが破壊され、ロシア軍が占領している。

同庁は、兵士らは「生存していると、強く信じている」とし、一刻も早い帰宅を望んでいると語っている。

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