ロシアの大学 使用済み電子タバコ回収、ドローンに再利用か

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ウクライナとの戦闘が長引くロシアでは、兵器を生産するため、大学で電子タバコが回収されているという。キーウポストがロシアの独立系メディア、ノーヴァヤ・ガゼータ・ヨーロッパの報道を元に伝えた

サマラ州にあるサマラ大学のボランティア組織「ファルコン・パトリオティック・ミリタリー・クラブ」は、キャンパス内に収集ボックスを設置。チラシを配布し、学生に使用済み電子タバコを提供するよう呼びかけている。

ファルコンが作成したチラシは、ソビエト時代の禁酒運動のポスターをモチーフにしたもので、食事中の男性が拒否する酒のグラスは、電子タバコのイラストに置き換えられいる。「1個の電子タバコ=敵へのドローン攻撃1回!」とキャッチフレーズが書かれ、部品はドローンの超小型回路やバッテリーなどに再利用すると説明されているという。

ファルコンは、サマラ大学の軍事学部が2008年に創設したボランティア団体で、学生に愛国教育を提供しているという。ウクライナ侵攻開始以降、「人道支援」と称し、故障した携帯電話やキャンプ用コンロ、衣類や食料品などの物資を収集してきた。タバコの回収について、「特別軍事作戦の関係者」からアプローチされたと説明しているという。

なお電子タバコは、ウクライナでも軍事目的に再利用されている。同国のメディアSuspilneは4月、ウクライナの工科大学で、電子タバコの部品から、兵士が携帯電話を充電するためのポータブル充電器やドローンを製作する取り組みを伝えている。

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