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現代版「レディ・デス」ウクライナの女性兵士が話題に

ウクライナ軍が紹介した「チャコール」と呼ばれる女性兵士が、話題となっている。

ウクライナ国軍は3日、フェイスブックに、軍服姿にスカーフ、カモフラージュ柄のネットで覆われた銃を肩に担いだ女性兵士の写真を投稿

ニューヨークポスト紙の翻訳によると、2017年に軍人の兄弟に影響を与えようとウクライナ海兵隊に入隊したと説明されているほか、東部ドンバス地方で、ロシア政府が支援する分離派勢力と戦った後、今年初頭に任期を満了したが、ロシアのウクライナ侵攻後、再びウクライナ軍に加わったと紹介されている。

本人に関する詳細の情報は明らかにされていないが、第二次世界大戦で活躍した伝説の女性スナイパー、「レディ・デス」(Lady Death)の異名を持つリュドミラ・パヴリチェンコ(Lyudmila Pavlichenko)になぞらえ、現代版レディ・デスと指摘する声が上がった。

ツイッターでは「ウクライナの伝統は、いまも健在だ」「わたしたちに誇りを与えてくれる、強くて勇敢な女性のヒーロー」と英雄視する声や、「彼女の写真をシェアすべきではない。敵の標的となる」など身を案じるコメントも投稿されている。

リュドミラ・パヴリチェンコとは

パヴリチェンコは1916年、帝政ロシアの支配下にあったウクライナ地方のキーフ郊外の町で生まれた。第二次世界大戦中に赤軍に所属し、300人以上のナチス兵を撃ち殺したといわれる。クリミア半島のセヴァストポリでドイツ軍を相手に善戦した。ソビエト連邦最高の栄誉「ソ連邦英雄」を授与されている。2015年には「ロシアン・スナイパー」(Battle for Sevastopol)として映画化もされた。

▼「ロシアン・スナイパー」予告編

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