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NY州75歳男性突き飛ばし事件 トランプ氏「アンティファ工作員」説を拡散

ニューヨーク州バッファローで75歳の男性が警察官に突き飛ばされて重傷を負った事件について、トランプ大統領は9日、男性が極左集団アンティファの工作員で、仕組まれた可能性があるとツイートした。

トランプ氏は「警察官に突き飛ばされたバッファローのプロテスターは、アンティファの工作員かもしれない。75歳のマーティン・グジーノは、機器を妨害するために警察の通信を傍受するようにみえた後、押しやられた。」と投稿。さらに「彼は押されるよりも激しく倒れた。」と主張し「仕組まれたのでは?」と述べた。

トランプ氏のツイートの前、トランプ氏支持で知られる保守派ケーブルチャンネル「One America News Network」は番組で、グジーノ氏が突き飛ばされる際、携帯電話を使って警察の通信を傍受しようとしていた可能性があると報じた。番組では、この方法について、警察の場所を特定し、警察の対応を避けて暴力行為を計画する際にアンティファが使用する手口だと説明。さらに、グジーノ氏はテクノロジーを使用して、警察の通信を妨害しようとしていたと考えられるとレポートした。

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グジーノ氏は4日、市庁舎前で外出禁止時刻を超えて抗議活動を行なっていた際、警察官に地面に突き飛ばされた。SNSに投稿されたビデオには、仰向けに倒れたグジーノ氏が頭部から出血し、動かなくなる様子が撮影されている。現在入院中の同氏は「重体だが、容体は安定している」という。

同事件に関し、地元司法当局は6日、関係した警官2人を暴行容疑で訴追した。同日出廷した2人は、ともに無罪を主張している。

事件後、男性が過激派の活動家であるとの情報が一部で拡散された。バッファローのバイロン市長も5日の会見で、過激行為の扇動者との見方を示唆し、波紋を呼んだ。

トランプ氏のツイートについて、民主党からは根拠のない陰謀論との非難の声が上がった。

ニューヨーク州のクオモ知事はツイートを「何の証拠もない。ただの主張」と一蹴。「ばかげている」「下品」などと述べ、「完全に容認できない。謝罪するべきだ」と非難した。

バッファローの一部が選挙区のブライン・ヒギンズ下院議員はトランプ氏に対して「ヘイトと分断の余地はない。我々のコミュニティは癒しを求めているのだ。あなたの言葉は分裂させようとしているだけだ。やめろ」とツイートした。

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