トランプ大統領 グリーンカード抽選プログラム終了を呼びかけ NYテロ事件受け

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10月31日にニューヨークのロウアーマンハッタンで発生した暴走トラックによるテロ事件により、8名が死亡し、少なくとも12名が負傷した。ニュージャージー州在住の容疑者のサイフロ・サイポフ(Sayfullo Saipov)(29)は、ウズベキスタンから2010年にアメリカに移住し、過去にはフロリダ州とオハイオ州に居住していた。連邦捜査局(F.B.I)によると、容疑者は1年前から犯行を計画し、2ヶ月前にトラックを使用することを決定、より多くの人々が行き交うという理由からハロウィンを犯行日に選んだ。動機については、ISISのための犯行であることを示唆しているという。

1日早朝、トランプ大統領はツイッターで、民主党のチャック・シューマー(Chuck Schumer)院内総務を名指しし、「移民多様化ビザ抽選プログラム」(diversity visa program,通称グリーンカード抽選プログラム)の終了を訴えた。


テロリストはチャック・シューマーのいわゆる「移民多様化ビザ抽選プログラム」を通じて我々の国にやってきた。私はメリットベース制度を求める。


我々は「メリット・ベース」制度のために激しく戦う、民主党の抽選システムはこれ以上あってはならない。我々はよりタフで(かしこく)なければならない。」

大統領は、本日の閣僚会議の場でも事件に言及。容疑者は「移民多様化ビザ抽選プログラムで入国した」と述べ、「本日より、移民多様化ビザ抽選プログラムの終了に向けたプロセスをスタートする。」「直ちに、プログラムを取り除くための作業に着手するよう議会に求める。」と語った。また、「政治的正しさ(ポリティカル・コレクト)の行き過ぎは、怖がって何もしないことだ」と意見を述べ、政治的正しさをより減らしたいと、政治姿勢を述べた。

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