トランプ氏驚愕の「重大発表」に、MAGAファンため息

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先月の出馬表明以来となる「重大発表」を行ったトランプ前大統領だが、ファンからは期待外れだったと、失望の声が漏れている。

トランプ氏は前日、Truth Socialのアカウントで「米国はスーパーヒーローを求めている。明日重大発表をする。よろしく!」と予告。支持者の間で、大統領選や共和党下院議長に関連する、なんらかの発表があるのではないかと囁かれていた。

しかしながら、トランプ氏のこの日の発表から、「重大」としていたのは、自身がアメリカのアイコニックな男性として描かれたNFTトレカの販売だったことが判明した。

トランプ氏は「重大発表!公式ドナルド・トランプ・トレーディングカード・コレクションだ!」と投稿。「これら限定版は、私の人生とキャリアに関する素晴らしいアートが描かれている。まさにベースボールカードのように、君たちの大好きなトランプ・デジタルトレーディングカードを集めよう」と支持者らに購入を呼びかけた。

販売サイトでは、複数パターンのカードが一つ99ドルで販売されており、購入者にはトランプ氏とディナーやゴルフ、Zoomでお話ができるといった賞も用意されている。イラストは、トランプ氏をハリウッドスター風に描いたものや、マーベルヒーロー風のものなど様々で、「世界で1つだけのものもあれば、2、5、7、または10枚限定のものもある。コピーが20枚を超えるトランプ・デジタルトレーディングカードは存在しない」と、希少価値を強調している。

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寄付金でさえなかったトランプ氏の発表に、MAGA支持者で、今年フロリダから下院選に出馬し予備選で敗退したラヴァーン・スパイサー氏は「トランプ大統領が大好きだが、これには本当にがっかりだわ!」と投稿。右派の政治コメンテーター、ジェフ・チャールズ氏は「こ、、これが彼が出すはずだった”重大発表”だったのか、、、、なぜ」と驚きの声をあげた。

保守派の双子コメディアン、ホッジ・ツインズは「深夜に目が覚めたら、通販番組がついていたときのように感じた」と揶揄。議事堂襲撃事件の捜査で逮捕された極右活動家「ベイクド・アラスカ」こと、アンティメ・ジョセフ・ジオネット氏は「われわれみんなが待っていた重大発表は、トランプトレーディングカードだったのか…、その間、Yeは聖書を説いて、議事堂襲撃の犠牲者たちを擁護している。これこそがトランプが2024年に勝てない理由だ」と、先月出馬の意向を示したカニエ・ウエストを引き合いに出した

ファンにとって最も歯痒いのは、宿敵バイデン大統領にからかわれてしまったことかもしれない。バイデン氏は個人のアカウントで「過去数週間で、いくつかの重大発表を行った」とトランプ氏の発表にかけつつ、インフレ緩和やガソリン価格の低下、女子バスケのグライナー選手の囚人交換など、最近の成果を強調した。