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【議事堂襲撃】「ベイクド・アラスカ」逮捕。右派有名ミームクリエイター

司法当局は16日、議事堂襲撃の捜査で、「ベイクド・アラスカ」(Baked Alaska)こと、アンティメ・ジョセフ・ジオネット(Anthime Joseph Gionet)被告(33)を、不法侵入および治安紊乱行為の疑いでヒューストンで身柄を拘束した。

ジオネット氏は6日、他のトランプ支持者と共に議事堂に押し入り、内部からDLiveを通じて約30分間ライブ中継を行っていた。

連邦捜査局(FBI)の裁判資料に提出した資料で、ジオネット氏は複数の議員の部屋に侵入。「愛国者が支配した」「誰の議場だ?われわれだ!」「(独立宣言が採択された)1776年が再び始まる」「F***、グローバリスト」「アメリカファーストは不可避だ」「クラーケンを解き放て。さあ行こう」などと叫んだと説明している。警察官に退出するよう求められると、メディアの人間だと返答している。

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なおジオネット氏は議事堂乱入の数日前、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出ていたが、マスクは着用していなかった。

VICEは同氏のビデオが、他の容疑者の特定を助けたと報じた。15日には、ビデオに映っていた極右集団プラウドボーイズのメンバー、ダニエル・ゴールドウィン(Daniel Goodwyn)被告が逮捕された。
ニューヨークタイムズによると、これまでに70人以上が逮捕されており、容疑者の多くは、SNSで容易に特定できたという。

ベイクド・アラスカとは?

ビジネスインサイダーによると、ジオネット氏は、極右活動家になる前は、バズフィードに勤務していた。SNSを活用したマーケティングで能力を発揮し、料理サイト「テイスティー」(Tasty)の成功に貢献した。
社内のポリティカルコネクトネスに嫌気がさしたジオネット氏は、バズフィードを退社。カエルのペペのミームや#TrumpCupなどSNSを使ったキャンペーンで、反トランプ派を攻撃するなど、オルタナ右翼の活動へ傾倒していった。

アラスカ州アンカレッジ生まれのジオネット氏は、ロサンゼルスのアズサパシフィック大学で映画とマーケティングを専攻。在学中、各地でコンサートなどのフェスティバルを開催する「ワープドツアー」を創設したケビン・ライマン(Kevin Lymanに)出会い、ソーシャルメディア運営やマーケティングの職を得たという。

ビジネスインサイダーのインタビューでジオネット氏は、ライマン氏にエンタメ業界で働くにはニックネームが必要だとアドバイスを受け、当時マリファナを常用していたことから「ベイクド・アラスカ」と名乗るようになったと語っている。

クリエイターとしてミュージックビデオの制作を行った後、バズフィード・モーション・ピクチャーズに就職。Tastyのソーシャルメディアアカウントを担当し、バズフィードの主要ブランドの一つへと成長させた。同僚もジオネット氏の仕事ぶりを高く評価している。

ジオネット氏はインサイダーに、バズフィードが大統領選の期間中、政治分野を前面に押し出すようになり、会社の方向性に不満を持つようになったと語っている。同氏は「半白人、反男性のアジェンダを推進するカルチャーになった」と述べる一方、「ポリティカルコネクトネスに対するトランプ氏の姿勢に惹きつけられた」と明かした。
ジオネット氏が、社内でMAGAハットを被るようになると、スタッフから排除されるようになっにという。同僚は、同氏を「バズフィードで働くことで、より共和党に傾いた」と語っている。

2016年にバズフィードを退職。オルタナ右翼の論客でブライトバードの当時のエディター、マイロ・ヤノプルス(Milo Yiannopoulos)氏の大学ツアーをマネジメントする職に就いた。この間、トランプ氏に出会い、サインをもらったという。

ヤノプルス氏の元を去った後、右派コメンテーター、マイク・セルノビッチ(Mike Cernovich)氏と出会い、トランプ支持者の拡大を目的とした活動「MAGA3X」を始動した。
2人はトランプ氏の就任式の前夜に、共和党員のニューカマーを迎える「ディプロラブル・ボールパーティ」(Deplorable Ball)を主催している。
また、SNS上の著名人を生み出すためのエージェンシー「907 Agency」を設立。ミームに関する著書「Meme Magic Secrets Revealed」も出版している。

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