ヘアカラー変えた?トランプ氏の頭髪に隠された秘密

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先週、マンハッタンの裁判所に出廷したトランプ前大統領を目撃したトランプウォッチャーらは、ヘアカラーが、普段よりも明るいオレンジ色に変わっていることに気がついたという。

PageSixによると、情報筋はトランプ氏の性格に起因したものだと指摘している。

毛染めには少なくとも30分を必要とするところが、トランプ氏はじっと座っていられないのだという。そのため「トランプ氏のヘアカラーは、美容師がどれだけ長く座らせられるかによって、ダークブロンドからライト、明るいオレンジ色に大きく変化する可能性がある」と語った。

賠償金の行方が気になって、毛染めどころではなかったのかもしれない。26日に陪審が評決に達した金額は、予想を遥かに超える8,330万ドルという超高額な賠償だった。

トランプ氏のヘアカラーや髪型は、話題になることが多い。

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2020年11月、大統領選後に初めて開いた会見では、数日前の金髪から一転、グレイヘアーで姿を現した。ネットでは、ヘアカラーリストを解雇した説や、敗北を受け入れる心の準備ができたのではないかといった憶測が流れた。

この8ヶ月前、パンデミック初期にもシルバーヘアーが話題になったが、この時、ソーシャルディスタンスで美容師と接触できなくなったといった主張に加えて、ジョージ・ワシントンの伝記本で知られる歴史家、アレクシス・コー氏は雑誌VOGUEに「トランプ氏自身も苦しい思いをしていることを国民に示そうとする、一種の国民操作」と述べるなど、演出説を唱えた。

なお、トランプ氏が髪に人一倍気を遣っていることは確かで、ニューヨークタイムズは2020年、独自に入手した税務申告書をもとに、トランプ氏がリアリティ番組「アプレンティス」に出演していた数年間、ヘアスタイリング代として、7万ドルを経費から落としていたと報じた。

個性的な髪型については、コラムニストのマイケル・ウォルフ氏が、ホワイトハウスの内幕を描いた著書「炎と怒り(2017)」で触れている

ウォルフ氏によると、長女イバンカ氏は父親の髪の毛をセットする方法について、友人らに面白おかしく説明することがあったという。

トランプ氏の方法は、頭皮の縮小手術で狭められたきれいな頭頂部の周りをふんわりと囲むサイドとフロントの髪を、中央に持ち上げて、それを後ろに掻き上げてハードスプレーで固定するといったものだという。イバンカ氏はさらに、トランプ氏が市販の毛染め製品「ジャスト・フォー・メン」を使用しており、長く放置するほどに色が暗くなるのだが、我慢できない性格のためにオレンジ色がかったブロンドになってしまうと指摘したこともあったという。

カツラ説も繰り返し浮上しているが、本人は2015年の選挙集会で「カツラをつけてないよ。私の髪だ。誓うよ」と否定。参加者を壇上にあげて確認させたこともあった。

発毛にも取り組んでいる。ニューヨークでトランプ氏の主治医を長年務めたハロルド・ボーンスタイン医師は、2017年のニューヨークタイムズのインタビューに、発毛を促進するために前立腺に関連する薬フィナステリドを服用していると明かした。フィナステリドは男性の脱毛症を治療する「プロペシア」として販売されているという。