戴冠式欠席のメーガン妃 バルコニー立てないことに我慢ならなかった、王室専門家が主張

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メーガン妃がチャールズ英国王の戴冠式への参加を断ったのは、バルコニーに立てないことに我慢がならなかったから。王室専門家が、英紙ミラーにそんな見解を語った。

王室は12日に発表した声明で、5月6日の戴冠式はヘンリー王子が単独で出席し、メーガン妃は二人の子供と共にカリフォルニア州の自宅に留まると発表。長く続いた出席の可否をめぐる憶測に終止符が打たれた。

欠席の理由は述べられていないが、一部で、戴冠式当日に4歳になる長男アーチー王子の誕生日を祝いたかったことが要因だと報じられている。

このことについて、マジェスティ誌の編集長で王室伝記作家のイングリッド・スワード氏は、同紙に、子供の誕生日は「言い訳」だと主張した。

「二人には大きなサポートチームがあり、メーガン妃は出席しようとすればできたと思う」とした上で、「それにもかかわらず、大西洋を渡って王室家族と英国民の嘲笑を避けるため、アーチー君の4歳の誕生日を言い訳に使わなければならないのは哀れだ」と語った。

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スワード氏はまた、「レストランのテーブルにさえ文句をつけるような女の子にとって、戴冠式で一等席に座れないことは何より耐え難いことなのだろう」とも指摘。「これに加えて、バッキンガム宮殿のバルコニーのラインアップから外される不名誉は、なによりも耐えられないことだった」と推測した。

当日は、ウェストミンスター寺院で戴冠の儀式が行われた後、国王一行はバッキンガム宮殿まで行進する。宮殿に到着すると、家族とともにバルコニーに姿を現す予定だが、参加者は現役で公務を担う家族に限定され、二人は許可されなかったと伝えられていた。

この一方、スワード氏は、本当の敗者は幼いアーチー君だと指摘。「兵隊さんや馬車、おじいちゃんの兵士を見たらさぞかし興奮したことだろう。両親にとっていかにつらいことであろうとも、その機会が与えられなかったのは残念だ」と話した。

さらに、二人にとって今回の決断は、決して容易なものではなかったはずだとした上で、「ヘンリーとメーガンは感情的に深く結びついている。ヘンリーは彼女なしでは自信を持てず、より懐疑的になる」と心境を察した。

招待状には「国王の命令」と記されているという。イングリッド氏は、ヘンリー王子は、もし欠席すれば、王室から永久に切り離されるといった厳しい結果になることを自覚していたとし、「サセックスブランドは妖精の粉を失うわけにはいかないのだ」と辛辣な言葉を述べた。

さらに「メーガンはヘンリーより賢く、欠席すれば将来の夢が絶たれることを悟っていたかもしれない」と、メーガン妃が夫の単独出席を後押しした可能性を示唆した。