アイダホ州で大学生4人が殺害された事件に関連し、捜査当局は30日、28歳の大学院生を4件の第一級殺人などの容疑で逮捕したことを明らかにした。

逮捕されたのは、ブライアン・コーバーガー(Bryan Kohberger)容疑者。ペンシルベニア州にある両親の自宅で拘束された。

事件は先月13日、学生らが共同で暮らしていたモスコーにある一軒家で起きた。被害者は20歳から21歳の女性3人と男性1人。4人は、午前2時前に帰宅し、3時から4時の間、寝室で眠っている間に殺害されたとみられている。ルームメイト2人が建物内にいたが、目覚めるまで、事件に気づかなかったという。

コーバーガー容疑者は今年6月、ペンシルバニア州にあるデセールズ大学で刑事司法の修士号を取得した後、ワシントン州立大学で、刑事司法と犯罪学の博士号の取得を目指していた。

犯行に使用された刃物は見つかっていない。コーバーガー容疑者は両親の家に移る前は、ワシントン州プルマンにあるアパートメントに住んでいた。容疑者の通うワシントン州立大学と、被害者のアイダホ大学は車で15分の距離にあり、学生同士の交流も盛んだという。ただし、犯行の動機や被害者との関係など詳細は明らかにされていない。

コーバーガー容疑者は、事件後も大学の授業に出席していた。同級生はニューヨークタイムズの取材に対し、学期の初めよりも「明るく、積極的に会話をしているようだった」と明かした。普段は寡黙で、周囲から「気味悪がられていたが、話すと非常に利口であることが分かった」と述べる一方で、LGBTQに対する厳しい発言を口にし、周りの人々を不快にさせたこともあったと語っている。

7カ月前、掲示板サイトRedditには、デセールズ大の学生調査員ブライアン・コーバーガーと名乗るユーザーから、犯罪経験に関する質問が投稿されていた。

インサイダーによると、コーバーガー容疑者はこの投稿の中で、調査は「犯罪を犯す際、感情や心理的特徴が、どのように影響するかを探求するための研究プロジェクト」と説明。設問は犯罪の動機や計画、感情に焦点が当てられており、「自宅を出る前に準備をしたか?その時の考えや感情を具体的に教えてほしい」といった質問や、どのようにターゲットを選んだのか、犯罪後どのように感じたのかという設問が含まれていた。現在投稿は削除されている。