「冷めたマックポテト」発砲事件、犯人は2年前に殺人か

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mac マック
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ニューヨーク市内で、マクドナルドの従業員に発砲し、重傷を負わせたマイケル・モーガン(Michael Morgan)被告(20)が、2年前に別の殺人事件を起こしていた可能性があることがわかった。

ニューヨークポスト紙によると、モーガン被告が警察に拘束された後、2年前に男性を銃で殺害したことを自白したという。死亡したのはケビン・ホロマンさんで、2020年10月、今回の発砲が起きたブルックリンのベッドフォード・スタイベサントで3発撃たれたという。

なおモーガン被告は今回、殺人未遂罪および銃の不法所持罪で起訴された。このほかにも多数の逮捕歴があり、重窃盗罪で有罪判決を受けたこともある。

今回の事件で、銃を被告に手渡した交際相手のカメリア・ダンラップ被告(18)も、銃の不法所持罪で起訴された。

冷めたポテトがなぜ銃撃に発展?

モーガン被告の母親リサ・フルモア(40)さんは1日午後7時ごろ、ベッドスタイにあるマクドナルド店で、モバイルでオーダーした商品を受け取った。しかし、フライドポテトが冷めていたため、交換するよう女性従業員に求めたという。

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本人がポスト紙に語ったところによると、従業員は交換に応じたが、改めて提供されたフライドポテトも冷めていた。3度目に受け取ったものも冷たかったため、従業員に「前と同じものではないか?新しいポテトだと思わせるために、1、2本上に乗せたのか」と不満を述べると、従業員らは笑っていたという。

「何がおかしいのか。代金を支払ったのだから、それ相当の商品を受け取る権利がある」と主張し、さらに上司と話をしたいと伝えると、「マネージャーは出かけている」と答えた、再び皆で笑い始めた。

この時、フルモアさんは息子のモーガン被告と携帯でやり取りをしており、「この店の人たちは、私をからかっている」と伝えると、今からそっちに向かうと答えた。

息子をトラブルに巻き込みたくないと思ったため、来店しないよう伝えたが、モーガン被告はすでに店舗に到着していたという。被告は従業員らに「母親から離れろ」と告げ、カウンター内にいた男性の従業員に「外へ出ろ」と命令。店外へと連れ出した。

その約10分後、銃声音が聞こえたため、店を出て「誰が撃ったのか?」と尋ねると、周囲にいた人が「あなたの息子だ」と答えた。息子が逃走するのを目撃したフルモアさんが、自ら警察へと通報した。

情報筋は地元テレビ局に、2人は路上で殴り合いのけんかをしており、ある時点で従業員が優位となったとき、被告が持っていた銃を取り出し、従業員の首を撃ったと状況を説明している。

銃弾を受けたマシュー・ジェレマイア・ウェブさん(23)は、重体だという。ウェブさんは武器などを持っておらず、逮捕歴などもなかったと伝えられている。