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偶然が招いた悲劇 刑務所で男が妹レイプ犯の同房者を殺害

ワシントン州の刑務所内で、受刑者の男が同房者に暴行を加え、殺害する事件が起きた。男は同房者が妹のレイプ犯だと分かり、逆上したと話しているという。

ワシントンポスト紙によると、シェーン・ゴールズビー受刑者(26)は昨年6月、ワシントン州スポケーン郡のエアウェイハイツ刑務所に収監され、70歳のロバート・マンガー受刑者(70)と同房になった。

ところが、ゴールズビー受刑者はマンガー受刑者と話をするうちに、妹をレイプした犯人であることを確信した。数時間後に、共用エリアで待ち伏せし、頭を殴打。倒れ込んだマンガー受刑者の頭を鉄のいすに打ち付け、意識を失わせてもなお、14回も殴りつけ、頭を蹴り上げるなどしたという。

マンガー受刑者は病院に搬送されたが、数日後に死亡した。

ゴールズビー受刑者は事件後、地元テレビ局KHQのインタビューで「(マンガー受刑者が)何が起きて、どんなことをしたか、事細かに語った。自分のしたことの写真や動画について語ってきたりして、怒りがこみあげてきた」と殺害に至った心境を語った。

なお、マンガー受刑者はこの7カ月ほど前に未成年虐待と児童ポルノ所持で禁錮43年の刑を言い渡されていた。

事件は防げなかったのだろうか?全国の刑務所で、性犯罪者は他の囚人からターゲットにされることが多く「注意人物」と考えられているという。家族に危害を加えたとなればなおさらで、起こるべくして起きたと非難も仕方がない。

ワシントン州矯正局の方針では、人や施設の安全性を守るため、受刑者同士を引き離す必要性や、施設の禁止事項について精査することになっている。「加害者と被害者、または施設の運営の妨げになる恐れがある場合」は、対象の受刑者同士を同房にしないと定められているという。

ゴールズビー受刑者は先述のインタビューの中で、当局者によって仕組まれたと主張している。「偶然では起こりえない。同じ施設、同じエリア、同じセクションの同房に入れられるなど、カジノで7回当たり続けるようなものだ」と語った。

なおゴールズビー受刑者は2017年に警察車両を盗み、警察と高速のカーチェイスをした挙句、別の警察車両に突っ込んで乗車していた州警察官を負傷させた。本人は、この事件で「警察に恥をかかせた」などと話しているという。

一方、ワシントン州警察は調査の結果、刑務所の職員はルールに従っており、事件を防ぐことは困難だったと報告した。報告書では、ゴールズビー受刑者が妹と苗字が違うことなどを挙げ、「ゴールズビーとマンガーとの関係を職員が知り得た証拠がない」と説明。また、房を移してほしい要請したと主張するゴールズビー受刑者に反し、そのようなことはなかったとしたほか、2人のやり取りを聞いていた受刑者が、最初は友人のように話していたと証言していることなどが挙げられた。

この事件に関し、ゴールズビーは第二級殺人で有罪を認め、禁錮24年を言い渡された。審問では、弁護士が本人に代わって「自分の行動を恥じている。今後誰も自分と同じような状況に置かれないよう願う。自分には直すべき点がたくさんある」と読み上げたという。

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