サウスウエスト航空のエンジンが爆発 乗客1人死亡

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17日午前11時30分ごろ、ニューヨークのラガーディア空港発ダラス行きのボーイング737型サウスウエスト航空(Southwest Airlines)1380便で、飛行中にエンジンの一つが爆発。ペンシルベニア州フィラデルフィア国際空港(Philadelphia International Airport)に緊急着陸した。乗客144人のうち、1人が死亡、7人が負傷した。

米運輸安全委員会 (National Transportation Safety Board 、NTSB) のチェアマン、ロバート・サムウォルト(Robert Sumwalt)氏の発表によると、離陸直後にエンジンのトラブルが発生したという。

フィラデルフィア消防局のコミッショナー、アダム・ティール(Adam Thiel)氏によると、怪我を負った7人は軽症だという。消防隊員が駆けつけた際、燃料漏れがあり、小さな火事が発生していたという。火はすぐに消し止められた。

米連邦航空局(FAA)は、乗員からエンジンのうちの1基と、胴体と窓が損傷を受けたと報告を受けたと発表。同機は、CFM製のエンジンを搭載している。CFMは担当者を派遣し、原因について調査を行っているという。

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NBCフィラデルフィアによると、女性の乗客は、エンジンの破片が窓を損傷した際に、体の一部が窓から吸い取られるような形となったという。死亡原因に関しては調査中となっている。名前などは明かされていない。

乗客の1人、マーティ・マルティネス(Marty Martinez)さんは、機体には血が飛び散っていたとCBSニュースに状況を証言している。マルティネスさんは、爆発で破壊された窓の3シート隣に座っていたが、そこまで破片が飛んできたという。また、爆発による煙で、マスクから息をするのも難しかったという。
WiFiを持参していたマルティネスさんは、Facebook上から「この飛行機は何かがおかしい。明らかに下降している。緊急着陸。NYCからダラス行きのサウスウエスト航空」と短いライブ配信を行った。

着陸後に、破損した窓や爆発で損傷したエンジンの様子を撮影し、投稿した。

後方に座っていたBourmanさんは、大きな音がした後、上から酸素マスクが落ちてきたという。泣いている人や、励ます言葉を叫ぶ人もいたが、マスクを着用していたので、機内はかなり静かだったと語っている。