人気サッカーコーチ 携帯電話に教え子のレイプ動画、飲食店に置き忘れ発覚

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テネシー州で9日、少年ら十数人を性的暴行した容疑で、63歳のサッカーコーチが逮捕・起訴された。

フランクリン警察の発表によると、逮捕・起訴されたのは、カミロ・ウルタード・カンポス(Camilo Hurtado Campos)被告。児童に対する性的暴行および、未成年への性的搾取の罪で起訴された。

カミロ・ウルタード・カンポス被告©Franklin Police

カンポス被告は、ナッシュビルから南に30キロメートルほど離れたフランクリンに20年以上住んでおり、地元では人気のサッカーコーチだったという。

被告は、空いた時間に、学校のプレイグラウンドを頻繁に訪れ、子供たちにサッカーチームに加わるよう勧誘していた。子供たちを信頼をさせた上で、自宅に招き、薬物を飲ませ、性行為に及んでいた。

事件が発覚したのは、先月22日。カンポス被告が、地元のピザ店に携帯電話を置き忘れたことが、きっかけだった。

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飲食店のスタッフが、持ち主に連絡を取ろうと電話を確認したところ、中から「とんでもない映像」が発見され、警察に通報した。

ニューヨークポスト紙によると、被告は携帯電話を忘れたことに気がつき、翌日、ピザ店を再び訪れた。その際、スタッフが車のナンバープレートを撮影し、その日のうちに逮捕された。

携帯電話には、100点以上のビデオや写真が保存されており、少なくとも10人の被害者がいることがわかっている。被害者の年齢は、9歳から17歳で、このうち2人の氏名が判明した。警察は、少年らは「意識を失っており、被害者であることに気がついていない可能性」があると説明している。

ポスト紙によると、9日の発表後、新たに5人が警察に被害届を提出したという。フランクリン警察の報道官、チャールズ・ワーナー氏は同紙に「25年近くのキャリアの中で、最も不安をかきたてる、解明が必要な事件のひとつ」と語っている。