NYのサンタコン中止決定、市民は安堵

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12月に開催を予定していたニューヨークのサンタコン(SantaCon)は、新型コロナの影響で中止が決定した。
主催者は公式サイトで「全てのトナカイが”ロナ”にかかった」と理由を述べ、「エルフはサンタに、対面で喜びを分かち合うのを差し控えるよう助言した」と中止を発表した。

サンタコンは、サンタクロースの格好で早朝からバーへと繰り出し、街中で飲み歩くチャリティーイベント。1994年にサンフランシスコで始まり、現在40カ国300箇所以上で実施されている。ニューヨークでは1988年から開催されており、参加人数は全世界で最も多いという。

泥酔したサンタが、大声で騒ぎ、けんかや嘔吐で街を汚すなど住民に迷惑をかけることがあるため、イベントを好ましく思っていない人も多い。

SNSでは「コロナ始まって以来の良いニュース」「今年はゲロをよけたり、エルフのポルノを見なくてすむ」「サンタは既にハイリスクだ」「今年はアンチマスカーと合同で行うのではないかと恐れていた」「どんな災害でも、良い兆しはある」と安堵の声や、歓迎する意見が寄せられた。
一方で「まだ中止されたとは信じ難い」と発表に疑いを抱く人や「サンタコンでさえ科学を信じるほどの賢明さを持ち合わせている」と感心する人、「永久に中止」を求める声も寄せられている。

▼2019年のイベントの様子

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