ニューヨークで14日、毎年恒例のサンタコン（SantaCon）が開催された。サンタコンは、サンタクロースの格好で朝からバーに繰り出し、盛大に飲み会を行うチャリティーイベント。1994年にサンフランシスコで始まった同イベントは今年で25年目を迎え、現在40カ国300箇所以上で実施されている。ニューヨークでは1988年から開催されており、参加人数は全世界で最も多いという。
今年は観光のメッカ、タイムズスクエアでキックオフ。朝10時にはサンタのコスチューム姿の人々で埋め尽くされた。
観光客の中には、突然のサンタの襲撃に驚く人々や、イベントに加わり一緒に踊る人も。サンタコンの参加は初めてという若者のグループから、8年間連続参加の年配の夫婦、ロンドンから旅行中という人もいた。サンタコンのリピート率は高く、毎年開催を楽しんでいるようだ。
クリスマスソングなどを歌い、1時間ほど盛り上がった後、サンタたちは市内のバーへと繰り出した。
サンタコンに参加した人たちは泥酔し、周囲に迷惑をかけることがあるため、イベントを好ましく思っていない人もいる。
ファイヤボール・ウィスキー（Fireball Whiskey）社の協賛で予定されていたサンタコンのヨットパーティーは、複数の地元議員がパーティを最小限にするよう書簡を送った後、中止が発表された。サンタコンの開催中止を求め嘆願書を募る団体もあったという。
