歌手のリアーナが手がけるランジェリーブランド「Savage X Fenty」のファッションショーが24日に開催され、アマゾンプライムで配信された。
ランウェイにはジジ・ハディッドや6500万人のTikTokフォロワーを持つベラ・ポーチに加え、さまざまな人種や体型のモデルが登場した。
ブランドのコンセプトである多様性や包括性を象徴する内容となったが、黒人以外のモデルが、黒人女性特有のヘアスタイルで登場したことから、一部で「文化の盗用」だとして非難の声が上がった。
why did rihanna let vanessa hudgens and emily ratajkowski wear braids in the fenty show?
— thomas :3 | b day!!!! (@GRANDESH17S) September 22, 2021
フォロワー数190万人のTikTokユーザー@the worst.western420は、ブレイズヘアで登場したエミリー・ラタコウスキーの場面に「頭にくる民族問題」とコメントつきでシェア。この投稿は200万回以上再生された。
コメディライターのRaina Morrisは「リアーナがFentryのショーに出ている白人女性たちにブレイズヘアをさせてるくらい、面白い話が書きたいものね」と投稿し、皮肉った。
またブレイズやドレッドへアをさせたいなら、黒人のモデルを雇えばいいというコメントも寄せられている。
この一方で、ブラックカルチャーに敬意を示していると擁護する声も上がっている。
リアーナのショーは、過去にも批判を浴びている。昨年、イスラム教の預言者ムハンマドの言葉をサンプリングされた楽曲を使用したことから、イスラム文化を軽視するものだとして炎上。本人が謝罪する事態に発展した。
なおマーク・ジェイコブスも2016年のニューヨークファッションウィークのショーで、ジジ・ハディッドらモデル全員にドレッドヘアをさせたことで非難されている。