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我が子2人を殺害したQアノン信奉者 死刑の可能性

カリフォルニア州サンタバーバラ在住の父親が、子供2人をメキシコに連れ出して殺害した事件で、サンディエゴの連邦大陪審は、父親のマシュー・タイラー・コールマン被告(40)を、海外での米国人の第一級殺人罪で起訴した。米司法省が8日発表した。

法律上は死刑の対象となり、司法長官が後日、求刑を判断するとしている。

先月提出された告発状によると、コールマン被告は8月7日の朝、2歳の男の子と生後10カ月の女の子を車に乗せて家を出た。妻には行き先を告げなかった。

居場所の特定に役立ったのは妻の「Find My iPhone」アプリで、8日午後にロザリトにおり、この翌日には国境近くに向かっていることが判明。同日、車で検問所を抜けようとしたところ、身柄を拘束された。

子供達の遺体はメキシコ捜査当局によって、ロザリトにある雑木林の中から発見された。胸に大きな刺し傷があったという。

コールマン被告は調べに対して、殺害を認め、動機について「子供たちが成長してモンスターになると信じていたため、殺害しなければならなかった」と話したという。凶器には水中銃を使用したと供述。さらにQアノンとイルミナティの陰謀論によって目覚めたと語り、妻がヘビの遺伝子を持っており、子供に受け継がれる幻想を見たなどとも話した。

犯行については、過ちを犯したことを理解していると述べる一方で、世界を救う唯一の行いだったと自己弁護したという。

1981年にサンタバーバラ生まれたコールマン被告は、幼少期から海に親しみ、セイリングやサーフィン、スピアフィッシングを楽しんだ。大学卒業後、スペインに渡り、高校生に英語を教えたこともあったという。サンタ・バーバラに戻り、スペイン語で修士号を取得。2011年にサーフスクールを設立し、子供達にサーフィンを教えていたという。

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