パレスチナ支持でハリウッドの「ブラックリスト入り」SATC続編の俳優が主張

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パレスチナ支持を表明した俳優が、事務所を解雇されたり、出演作から降板させられたりするケースが相次いでいる。

オスカー受賞歴のある女優スーザン・サランドンは昨年11月、マンハッタンで開催された親パレスチナ派の集会に参加し、ユダヤ人は「この国でイスラム教徒がどのようなものかをかみしめているだろう」などと発言したところ、非難が殺到。その後、タレントエージェンシーから契約を解除された

『イン・ザ・ハイツ』の出演で知られる若手女優メリッサ・バレラは同月、SNSでイスラエル批判とみられるコンテンツをシェアした後、『スクリーム7』を降板させられた

新たに「キャンセル」された可能性が浮上しているのは、HBOのドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の続編「And Just Like That…」に出演中の俳優サラ・ラミレス(Sara Ramirez)だ。

Sara Ramirez ©Kathy Hutchins/shutterstock

ノンバイナリーのコメディアン、チェ・ディアズ役のラミレスは16日、自身のSNSを更新し、パレスチナ寄りの態度を示したことで、業界の「ブラックリスト」に指定された可能性を示唆。「業界は非常に二枚舌」と批判した。

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「賞を授与する一方、キャスティング・ディレクターやエージェントは、ガザのパレスチナに対する支援を表明した俳優やスタッフのブラックリストを作成し、二度と働けないようにしている」と指摘。また「ジェノサイドに異議を唱えた一部のクライアントを持ち上げる傍ら、小さなプラットフォームしかもたない者を解雇し、追いやっている。”LGBTQ団体”を称える一方で、LGBTQIA2S+を含むパレスチナ人の大量虐殺に関与のイスラエル軍を支援する兵器を製造する団体には沈黙している」と矛盾点を挙げ、「ハリウッドには本当に見せかけのパフォーマーが多くて面白い。私が最後に演じたキャラクターよりもはるかに表面的だ」と皮肉った。

別の投稿では、「どれほど多難であろうと、人として勇気と好奇心を示すこと」が重要だと述べ、自分に対する支援を呼びかけた人々に感謝を綴った。

デイリーメールはラミレスの表現から、チェ役を「既に解雇されている」と伝えている。製作総指揮のマイケル・パトリック・キング氏は、ノーコメントと回答したという。

「And Just Like That…」の製作陣は昨年8月、シーズン3を制作すると発表した。しかし、ハリウッドの脚本家組合によるストライキにより、遅れが生じ、放送は2025年にずれこむ予定とされている。

なお、主演のミランダを演じる俳優シンシア・ニクソンも昨年11月、イスラエル・ハマス紛争の即時停戦を求め、ホワイトハウス前で行われた抗議集会に参加した。子どもたちはユダヤ系と前置きした上で「バイデン大統領はガザを飢えさせている」「攻撃の継続は許されない」と政権を非難していた。