「バイデンはガザを餓死させている」シンシア・ニクソンがハンガーストライキ

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ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」とその続編「And Just Like That…」に出演中の俳優シンシア・ニクソン氏(57)は27日、ハマス・イスラエル紛争の恒久的な停戦を求め、5人の州議会議員らが計画したハンガーストライキに加わった。

10月7日のハマスによる襲撃では、1,200人が殺害された。一方、イスラエル軍の報復攻撃によるパレスチナの死者数について、ガザ当局は14,000人を超えたと発表している

プログレッシブ派の活動家としても知られるニクソン氏は、ホワイトハウス前で開いた記者会見で、ホロコーストのサバイバーである祖父母を持つユダヤ人の2人の子供の母親だと前置きした上で、「息子から”二度と起きてはならない、というのは誰に対しても起きてはならない”ということだと声を大にして誓ってほしい」と頼まれたと明かした。「正常なものは何もない。日常的なものは何もない。これを継続するのは許されない」と停戦を呼びかけた。ニクソン氏は、5日間のストライキ中、2日間参加する予定だという。

米下院では2日、イスラエルに対する145億ドルの軍事支援予算案を可決した。

ニクソン氏はタイム誌の取材に、ガザの爆撃に公的資金を投入していると指摘。米政府による支援が「飢餓政策に資金を注ぎ込んでいる事実に関心を向けたかった」と抗議活動への参加理由を語った。「大統領は恒久的な停戦に持ち込むための影響力を利用していない」とバイデン氏を非難した。

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集会に加わった「アダラ・ジャスティス・プロジェクト」の広報担当者スマヤ・アワド氏は、バーモント州で起きたパレスチナ系アメリカ人に対する銃撃事件に言及。「政府がパレスチナ人を非人間的に扱った結果」と政府を糾弾した。

ユダヤ人差別に反対する団体「Americans Against Antisemitism」の創始者ドヴ・ハイキンド元ニューヨーク州議会議員はニューヨークポスト紙に、ニクソン氏らは「ユダヤ人の虐殺者であるハマス」を支持し、停戦することで「野蛮な人々に勝利を与えたいと考えている」と非難。「それは彼らが求めているもので、思うつぼだ。彼女は偽善者だ」と主張している