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もう無理!ニューヨーク名物「1ドルピザ」消滅の危機

サプライチェーンクライシスやインフレ、労働者不足に、ピザ屋が悲鳴

ニューヨーク名物のスライスピザ屋が、次々と値上げに踏み切っている。

ニューヨークポスト紙は、チェルシーにある「2 Bros. Pizza」が最近、1ドルで販売していたピザを、1.5ドルに値上げしたと報じた

オーナーのオーレン・ハラリさんは「インフレの影響で、小麦粉やチーズ、トマト、手袋、紙皿、ナプキン、賃金など全てのコストが上がっている」と嘆いた。

またスタテンアイランドにあるピザ店「Mona Lisa Pizzeria」のオーナー、レニー・ジョルダーノさんも、現在仕入れている200種類の商品が、1年間で50%から200%値上がりしたと語った。
トマトは76%、ピザの箱は93%、ガーリックは400%も価格が上昇したという。同店では10月、スライスピザを2.25ドルから2.75ドルへと22%値上げした。

ジョルダーノさんは「利益率は日々下がっている」が、材料費に合わせて値上げすると「客離れが起きる」と懸念を示した。

全米レストラン協会のピザ業界評議会による9月の調査では、カジュアルダイニングの飲食店の97%が、過去数カ月間、食材および飲料の品不足や、配達の遅延を経験したと回答。81%の店がメニューの変更を余儀なくされたと答えた。またパンデミック前より利益率が下がったと回答した店は、88%だった。

またエネルギーコストも上昇している。米国労働統計局によると、ガス料金は過去1年間で20.6%上がっている。

労働力不足も価格上昇の圧力になっている。ニューヨークポスト紙によると、テイクアウト店ではカウンターの手伝いや皿洗いにも時給20ドル(2,250円)の賃金を提示する必要があるという。なお州が定める市内の最低賃金は、時給15ドル(1,700円)となっている。

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