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アニメイベント参加者がオミクロン株に感染 NY

ミネソタ州保健当局は2日、州在住の男性が、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に感染したとことを明らかにした

発表によると、男性はニューヨークを訪れ、11月19日から21日まで、ジャビッツセンターで開催されたアニメイベント「Anime NYC」に参加していたという。22日に軽い症状が出たため、24日に検査を受けたところ、新型コロナの陽性反応が出た。既に回復しているという。

CBSニューヨークは、感染した男性は、6カ月以上前にワクチン接種を完了しており、11月初旬にブースターショット(追加接種)を受けたと報じている

男性が参加したイベントには、3日間で5万3,000人が訪れたという。参加条件として、ワクチンの接種とマスクの着用が求められていた。

ニューヨーク州のホークル知事は、イベント参加者全員に検査を受けるよう要請した。「これから、さらに感染者が確認することが予想される」とし、パニックになる必要はないと呼び掛けた。なお、ニューヨーク州で、オミクロンの感染者は、まだ確認されていない。

ホークル氏とデブラシオ市長は同日の夕方、ニューヨーク州で5人のオミクロン株の感染が確認されたと発表した。

5人のうち、2人はクイーンズ、1人がブルックリン、1人がロングアイランドのサフォーク郡在住だという。サフォーク郡の女性(67)は、南アフリカから帰国した5日後の、11月30日に陽性が確認された。ワクチンは、少なくとも1回接種していた。頭痛や咳などの軽い症状が出ているという。もう1人については、明らかにされていない。

州保健局の発表によると、1日に確認された陽性者数は11,300人(検査陽性率4.8%)で、今年1月以来の高水準となっている。

市中感染に警戒

デブラシオ市長は声明で、市中感染の可能性が考えられると説明。市のコンタクトトレーシングプログラムの担当者が、アニメイベントの出席者に、連絡を取るとしている。また、症状がある人は、すぐに隔離するよう呼び掛けた。

チョクシ市保健局長も市中感染に警戒感を示し、市民にすぐにワクチンを接種するよう求めた。さらに、マスクの着用とソーシャルディスタンスを守り、予防策を取るよう訴えた。

なお、1日には、カリフォルニア州で米国で初めて、オミクロンの感染が確認された。この感染者には、南アフリカへの渡航歴があった。

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