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オミクロン株の感染5人 ニューヨーク州で初確認

ニューヨーク州のホークル知事は2日夕方、デブラシオ市長と共に、マンハッタンの市庁舎で会見を開き、5人に新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染が確認されたと発表した。

5人のうち、2人はクイーンズ、1人がブルックリン、1人がロングアイランドのサフォーク郡在住だという。サフォーク郡の女性(67)は、南アフリカから帰国した5日後の、11月30日に陽性が確認された。ワクチンは、少なくとも1回接種していた。頭痛や咳などの軽い症状が出ているという。もう1人については、明らかにされていない。

同日、ミネソタ州からニューヨークを訪れていた男性が、オミクロンに感染したことが分かった。男性は、11月19日から21日まで、マンハッタンのジャビッツセンターで開催されたアニメイベント「Anime NYC」に参加していた。ワクチンの接種を6カ月以上前に完了し、11月初旬にブースターショット(追加接種)を受けた。症状は軽く、現在は回復している。

ホークル氏は、感染者が確認されたことは、「驚くには当たらない」と述べ、ブースターショット(追加接種)を受けるよう訴えた。

デブラシオ市長は、「市中感染の可能性がある」説明。さらに多くの感染例が報告されるだろうと述べ、パニックにならないよう呼びかけた。

ホークル氏は26日、感染拡大に伴う病床数や医療従事者の不足に備え、州全域を対象とした災害緊急事態を宣言。医療機関に対し、不急の選択的手術の延期を命じた。
デブラシオ氏も29日、屋内の公共スペースでマスクを着用するよう求めている。

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