3日、ニューヨーク州の新型コロナウイルスの入院患者が9,563人となり、昨年1月のピーク時を上回ったことが分かった。入院者数は、昨年11月1日の時点から、5倍に増加。このうちの半数は、ニューヨーク市の在住者だという。また死者数は103人だった。
#COVID Update:
— Kathy Hochul (@GovKathyHochul) January 3, 2022
-223,153 Test Results Reported
-51,698 Positives
-23.17% Positive
-9,563 Hospitalizations (+790)
-103 new deaths reported by healthcare facilities through HERDS pic.twitter.com/plBzNeWBSb
NBCニューヨークの報道によると、ブレークスルー感染する患者も急増している。ワクチン接種完了者が感染したケースは、12月6日の週は、人口10万人あたり28.3人だったが、20日の週には149.5人に増加している。なおワクチン未接種者の感染は、10万人あたり940.7人だという。
ブレークスルー感染者の入院者数は、10万人あたり1.18(12/6日の週)から2.08(12/20の週)となった。未接種者の入院者数は、10万人あたり30人で、接種完了者よりも14倍以上高い。
ホークル知事は会見で、休暇中にウイルスが拡散された可能性があるとし、「もう一つの波が到来するのを、完全に予想している」と警戒感を示した。感染者の増加は、2月上旬まで続くと予想している。
感染の急拡大により、市の職員もスタッフ不足に悩まされている。消防局は昨年末、救急車では新型コロナの検査を提供していないと忠告。真に緊急な場合以外は、緊急電話番号に連絡をしてこないよう市民に呼びかけた。
Pix11によると、地下鉄を運営するMTAの職員の感染者も1,000人近くに達し、運行本数を削減すると発表しており、市民生活にも影響が出はじめている。