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MoviePass 大作映画のチケット提供を停止か – キャッシュフローに限界

ビジネスインサイダーによると、MoviePass(ムービーパス)のMitch Lowe最高経営責任者は30日の全社会議で、8月公開の大作「クリストファー・ロビン(Christopher Robin)と「MEG ザ・モンスター」をサービスから外す計画を発表した。

MoviePassは、毎日一本、映画館で映画を鑑賞することができる月額9.95ドルのサブスクリプションサービス。全米の映画チケットの平均価格は$8.97(2018年 The National Association of Theater Owners)で、都市部ではさらに高額となることから、お得感を武器に昨年から急激に会員数を伸ばし、現在300万人の会員がいるといわれる。基本的に会員が利用したチケット代金はMoviePassが映画館にフルプライスを支払っている。

これまで、MoviePassのビジネスの難しさは度々指摘されてきた。NBCによると、親会社のヘリオス・アンド・マセソン・アナリティクス(Helios and Matheson Analytics)は7月、米国証券取引委員会に対し、単月で4,500万ドルの損失の可能性を報告。また、1,370万ドルのキャッシュと約3,220万ドルの預金が、月平均2,690万ドルの速度で失われているという。

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損失を抑えるため、MoviePassではピーク時の追加料金や同一タイトルの視聴制限などを適用してきたが、遂に支払いが困難となり、新作映画「ミッション:インポッシブル/フォールアウト』が公開された先週木曜日に、多くの映画館でサービスが利用停止となる事態が発生した。このため、Helios and Matheson Analyticsが急遽500万ドルを借り入れ、まもなくサービスが再開されたが、週末までアプリが利用できないなどのシステムトラブルが相次いだ。

27日、MoviePassはツイッターで謝罪を発表。

アプリは現在正常に動作しているが、数時間前のマンハッタン周辺の状況では、一部の映画館のサービスが停止された状態となっていた。また、現在、一部の映画館では、新作「Mission: Impossible – Fallout」のチケットがアプリから購入できない状況となっている。

映画のサブスクリプションビジネスに関しては、MoviePassに反対を表明していた大手映画館チェーンのAMCが、月額19.95ドルで週3本の視聴が可能な会員サービスを発表しているほか、独立系チェーンのアラモ・ドラフトハウスがサブスクリプションサービスのテストを開始。今後、映画館主導でサブスクリプションベースのサービスが広がる可能性が考えられる。

Helios and Matheson Analyticsは、ナスダックの上場廃止を避けるため、株式併合(250株→1株)を実施。7月24日に0.09ドルから21.25ドルに株価を調整した。しかし、7月30日の終値は0.8ドルとなり、1日で60%の下落を記録した。

月額9.95ドル!? 「MoviePass」驚きの月額定額制の映画チケットサービス開始

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