ウクライナ ロシア 旗

ウクライナ東部ドンバス地域の前線で捕らえられたロシア人捕虜が、わずか2日の訓練で戦地に送られ、1分で所属する小隊が全滅したと証言した。ウクライナ保安庁(SBU)が、本人が調査官に証言する様子をSNSアプリ「テレグラム」に公開している。

ウクライナのニュースサイト「ウクラインスカヤ・プラウダ」がまとめた英語記事によると、捕虜となった兵士はロシア連邦ウドムルト共和国の出身で、ロシア軍の招集に応じて先月13日にウクライナ国境に近いロストフ州ミレロボに到着。小隊の一員としてウクライナ東部のドンバス地域へ送られ、最終的にハリコフ州の前線に行き着いた。先月25日にウクライナ軍に投降し捕虜になった。

ロシアで戦闘訓練を受けた期間はわずか2日間だった。戦車の乗組員でも最長10日しか訓練を受けていないといい、そんな短い時間で兵を訓練するのは不可能だ、と率直な考えを語った。

ウクライナ兵と対峙した経験について「武器も豊富で、兵はしっかり訓練されていた。2人に1人は無線機やサーモグラフィー、暗視スコープを持っていた。彼らは我々の隊を1分で丸ごと壊滅させた。1分で20人の兵士が殺された」と話した。

ロシアは今後も「捨て駒の招集」を続け、ろくに訓練を受けていない部隊をウクライナに送りこむだろう、と語り、「戦死してウクライナの土地に埋められるよりは、捕虜として獄中生活を送った方がいい」と、投降を決意した理由を話した。

SBUは動画と共に「ロシアの徴収兵の『ライフサイクル』:12日間。そして捕虜に」とコメント。「最近招集されたロシア国民の多くが、ウクライナ東部の戦地でウクライナ軍に捕らえられている。そのうちの一部は合計12日間戦った」と報告している。