メーガン妃の姉 名誉毀損で妹を提訴、ヘンリー王子に証言要請

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メーガン妃を名誉棄損で訴えている母親違いの姉、サマンサ・マークル氏(56)が、フロリダ州の裁判所に提出した文書で、ヘンリー王子の宣誓証言を正式に求めたことがわかった。英テレグラフが伝えた。

サマンサ氏は、メーガン妃が2021年3月のオプラ・ウィンフリーとのインタビューや2020年出版の著書「ファインディング・フリーダム」の中で、嘘を並べ立てて自身の名誉を傷つけたとして、昨年8月、7万5000ドルの賠償金を求める訴訟を起こしている。メーガン妃が家族を貧困家庭のように語ってシンデレラストーリーを演出した上、「一人っ子として育った」と偽ったとサマンサ氏は主張。「偽りで悪意のある嘘」をつき、自分を「世界的な規模で屈辱と恥と嫌悪にさらした」としている。

メーガン妃にも証言録取を要求しているほか、38の事項について、事実と認める声明の提出を求めている。項目には、サマンサ氏が「日常的にメーガン妃の学校まで車で送り迎えしていた」「地元のショッピングモールにメーガン妃を連れて行った」などの家族に関する内容から、「故エリザベス女王やチャールズ国王は人種差別主義者ではない」など、本人とは直接関連が乏しいと思われるものまで含まれる。

これ以外に、父親のトーマス・マークル氏、ヘンリー王子夫妻の元広報担当のジェイソン・クナフ氏、自分の娘のアシュリー・ヘイルさん、メーガン妃に関するネットの誹謗中傷を調べたネットセキュリティ会社経営者のクリストファー・ブージー氏にも、同様に証言要請が出ている。

メーガン妃側の弁護団は今のところサマンサ氏側の要請を「的外れ」で「曖昧」な上、憶測ばかりだとし、一切の情報の提供を拒んでいる。弁護団の一人、マイケル・カンプ氏は、提案されたような宣誓証言は元々の訴訟内容と「明確な関連がない」と指摘。サマンサ氏が主張するメーガン妃の発言内容は誤りか、単に意見を述べたにすぎないとして、訴訟の却下を求めている。同時に、訴訟却下に関する判断を待つ間、証言を含む開示手続きを延期することも求めた。

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サマンサ氏は、メーガン妃と長年疎遠になっていたが、2017年にメーガン妃の婚約報道が取り沙汰された頃からメディアに登場するようになった。メーガン妃はサマンサ氏について、マークル姓を名乗り始めたのは自分の婚約が報じられた後だとしている。