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ポケモンカードに650万円投資、コロナ救済ローンを不正受給の男 有罪認める

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米司法当局は29日、新型コロナウイルスの救済ローンを不正に受給し、650万円をレアなポケモンカードの購入に費やした男が、有罪を認めたと発表した。

不正を認めたのは、ジョージア州ダブリン在住のVinath Oudomsine(31歳)。中小企業庁が提供するパンデミック救済ローンの申請にあたり、従業員数や過去の売上高について虚偽の申告をした。ジョージ州南部地区連邦検事局のDavid H. Estes検事代理は、最大で20年の禁固刑と多額の罰金の支払いを命じられる可能性があるとしている。

Oudomsine被告の申告に基づいて、中小企業庁から昨年8月、8万5,000ドル(960万円)が振り込まれた。被告はこのうちの57,789ドル(650万円)をポケモンカードの購入に当てた。

なおローンは「給与や家賃、水道光熱費、その他一般的な事業経費、借金の返済」など、日々の事業運営費を支援することが目的と説明されている。

ちなみに気になるのは、カードの価値だ。VICEは、購入したカードは、鑑定機関のBGSが9.5と鑑定した「First Edition Base Set Charizard」で、昨年12月28日のオークションで売られたものと伝えている。

BGAの9.5は、もう一つの鑑定機関であるPSAのグレード10に相当する可能性があり、PSAが10をつけた同じカードは昨年、36万ドルで売られたことがあるという。同サイトは、不正に得た金であることを強調しつつ、投資としては「合理的で、良い投資」と評価している。

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