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リン・マニュエル・ミランダらNY老舗演劇書店を救う

大ヒットブロードウェイ『ハミルトン』生みの親で、俳優のリン・マニュエル・ミランダ(Lin-Manuel Miranda)が、仲間と共に廃業の危機にあった演劇関連の老舗書店「ドラマ・ブック・ショップ」(Drama Book Shop)を買収すると発表した。

1917年創業の同書店は、演劇コミュニティーの中心的な存在で、ミュージカルに関する書物や台本、楽譜などを販売する。

ニューヨークタイムズの裏にある現在の店舗(250 West 40th St)では、20年ほど営業を続けてきた。昨年秋テナント料の高騰を理由に、移転する計画を発表していた。

このニュースを聞きつけ、ミランダの他に、ハミルトンの演出家トーマス・カイル(Thomas Kail)とリードプロデューサーのジェフリー・セラー (Jeffrey Seller)、ネダーランダー劇場支配人のジェームス・L・ネダーランダー(James L. Nederlander)ら「チーム・ハミルトン」が書店を救うために集結。店主のロザンヌ・シーレン(Rozanne Seelen)さんより店を買収し、共同オーナーに就任した。

ミランダは、同店の顧客の1人で、高校生の頃から書店に足を運び、床に座って演劇の本を読みふけったという。大ヒットミュージカル『イン・ザ・ハイツ』(In The Heights)も店の地下で書き上げた。

ニューヨーク市も書店の存続を後押ししている。市のメディア&エンターテイメントのコミッショナー、ジュリー・メニン(Julie Menin)氏による支援を受け、ミッドタウンのとある場所へと移転する。メニン氏は「書店はニューヨークの宝で、文化的な施設です。」とタイムズに対して保存の必要性を述べた。現在の店舗は1月20日に閉店し、秋に再オープンする予定。

84歳になるシーレンさんは、「慢性的な問題だ。家賃はただ高すぎる」と述べ「私も高齢のため、新たな場所を探して、引っ越しする力が出ない」とニューヨークタイムズに語っている。シーレンさんは高いテナント料と、従業員の給与を支払うため、個人の貯蓄を切り崩してきたという。「リン・マニュアルとトミーはホワイトナイトだ」と感謝を述べた。

ミランダとカイルは、買収にあたり、フランク・キャプラの名作『素晴らしき哉、人生!』にインスピレーションを得たと語っている。映画では、町内の人が経営の危機に瀕した銀行業務を救うため、寄付を持ち寄る場面がある。

過去にも書店を救っていたミランダ

2016年には、水道管の破裂により店内の約20%の商品が損壊する被害を受けた。リン・マニュエル・ミランダは、#BuyABookのハッシュタグを使い、ツイッターやYouTubeを通じて、本を購入しようと呼びかけた。その後、店の売り上げは2倍になったという。

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