ベゾス夫妻 婚前契約書を交わしていなかった。15兆円の資産は折半へ

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世界一の富豪、ジェフ&マッキンジー・ベゾス夫妻は、結婚の際、婚前契約書を交わしていなかったことが明らかとなった。TMZが独占で報じた

2人はワシントン州で離婚申請を行う予定。同州の夫婦共有財産法に従うと、婚姻中に形成されたすべての資産は折半することとなる。

2人は出会いから6ヶ月後の1993年に結婚。ベゾス氏は1997年に初めて富豪の仲間入りを果たした。
ベゾス氏は現在、フォーブスの世界の億万長者ランキングのトップで、総資産額は1,374億ドル(約15兆円)とされる。
アマゾンのほか、食料品店のホールフーズ、宇宙会社ブルー・オリジン(Blue Origin)ほか、個人でワシントンポスト紙を所有している。

離婚の財産分与に関して、特に不動産物件の分割は非常に複雑になるとみられる。夫妻はメディナ、ワシントン州、ビバリーヒルズ、ヴァン・ホーン、テキサス、ワシントンDC、マンハッタンに5軒の物件を所有する。40万エーカーの不動産物件を所有する国内有数の地主。

婚前契約書とは

婚前契約書(Prenup、プレナップ)とは、離婚の際、夫婦の共有財産分割について定める法的書類で、一般的に婚約成立後に作成する。
ニューヨークタイムズによると、婚期が遅い傾向にあるミレニアル世代は、負債があったり、既に資産を形成している人も多い。
3分の1のミレニアルが、離婚した親や、シングルマザーに育てられており、万が一に備え、プレナップを作成するカップルが増えているという。

プレナップを作成しておいた方がよい人の例として、物件所有者やビジネスオーバー、前妻(夫)の子供がいる人、子供を育てるために仕事を離れる人、大きな負債を抱える人、婚姻期間中にストックオプションを受け取る人、多額の退職金口座の所有者などが上げられる。

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ベゾス氏には愛人の存在が

ローレン サンチェス
Kathy Hutchins / Shutterstock.com

ベゾス氏が離婚を発表した同日、Page Sixはベゾス氏の新恋人として、ローレン・サンチェス(Lauren Sanchez)さん(49)の名を報じた。
サンチェスさんは、大手タレントエージェンシーWMEを経営するパトリック・ホワイトセル(Patrick Whitesell)氏と2005年から婚姻関係にあるが、現在離婚協議中だという。

TMZによると、マッキンジーさんと、ホワイトセル氏は、サンクスギビングデー前には既に2人の関係を知っていたという。2組の夫婦は共にワシントン州に住居を有しており、10年来の知り合い。

関係者がPageSixに語っところによると、10月30日、ベゾス氏とサンチェスさんは、ロサンゼルスで今最も予約の取りにくいレストラン「フレックス・イン・ベニス」(Felix in Venice)で食事をしていたという。
2人はレストランの中央で、NFL選手マイケル・ストレイハン(Michael Strahan)氏の隣席で、”高校生のようにイチャイチャする”姿を目撃されている。
同月、ベゾス氏は、マイマミのカーサ・トゥア・クラブ(Casa Tua)に、サンチェスさんに似た人と一緒にいたのを目撃した人もいる。

前月には、ベゾス一家はマイアミで、結婚25周年を祝っている。

4ヶ月にわたってベゾス氏を調査していた、タブロイド紙ナショナル・エンクワイアラー(The National ENQUIRER)は、離婚発表の翌日、サンチェスさんとベゾス氏の私的なメールを掲載。2人の関係は、ホワイトセル氏との別居以前から始まっていたと報じた。
ベゾス氏は5月に、サンチェスさんに対して「あなたの匂いを感じたい。…君に夢中だ。」と愛を伝えるメールを送信していた。誌面には掲載されていないが、写真の中にはベゾス氏のヌード写真も含まれていたという。

メールが流出した理由に関して、その後の報道で、ハッキングされたものではなく、サンチェスさんが友人に(関係性を証明するためか)ベゾス氏のメールを転送しており、その友人がエンクワイアラーに持ち込んだと判明した。