ヘンリー王子とメーガン妃、「チープな座席」案内され困惑?

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23日、ジャマイカで開催された映画のプレミアにサプライズで登場したヘンリー王子とメーガン妃。ブラックのゴージャスなドレスでレッドカーペットを歩いたメーガン妃だが、会場では一般人と同じ席に案内され、戸惑う姿を捉えた動画が話題となっている。

2人が訪れたのは、ボブ・マーリーの伝記映画「Bob Marley: One Love」のプレミア。首都キングストンのカリブ・シアターには、アンドリュー・ホルネス首相やパラマウント・ピクチャーズのブライアン・ロビンス社長、マーリーの息子でミュージシャンのジギー・マーリーらVIP客が招待された。

メーガン妃がこの日着用していたのは、黒のストラップ付きのトップスに、ボリューム感のあるキャロリーナ・ヘレラのタフタ・スカート。アクセサリーはジェニファー・メイヤーのゴールドピアスで、ジミー・チューのクラッチバッグ「J Box」を手にしていたという。ヘンリー王子は、ノーネクタイのシャツにネイビーのスーツ姿だった。

Xには、ホルネス首相夫妻とともに無数のフラッシュを浴びる夫妻の様子が投稿されている。

脚光を浴びた2人が劇場内で案内されたのは、前から3番目の座席だった。現在動画は削除されているものの、SNSに投稿された動画には、メーガン妃が一瞬、驚いた表情を浮かべた後、スカートを両手で持ち上げながら、狭い椅子に大きなドレスを押し込む様子が撮影されていたという。

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ユーザーからは「Dリスト・ライフ」「華美なドレスにチープな座席。ジャマイカのPMはどこにいったの?」「一般人の間に座らされるなら、ボタンダウンとジーンズで十分では」と夫妻をからかうコメントが相次いだ。

「無神経」と批判も

夫妻のジャマイカ訪問について、王室専門家からはそのタイミングや目的について、疑問視する声が上がっている。

ジャマイカは1962年に英国から独立したが、他の英連邦と同じく、立憲君主制を敷き、英国の国王が国家元首を務める。ホルネス首相は、君主制の継続に反対の立場を表明しており、年内にも共和政への移行の是非を国民投票で問う意向を示している。

フィル・ダンピア氏はデイリーメールに、チャールズ国王とキャサリン妃の入院が発表された直後、君主制の廃止論議の真っ只中にある同国を訪問したのは、「無神経だ」と夫妻を非難。さらに、2人が家族の健康を「気遣う時間はなかった」にも関わらず、「ジャマイカを支持するメッセージを送っている」と皮肉った。

別の関係者は、夫妻の訪問は、パラマウントのロビンス氏から「個人的に招待を受けたため」と明かした。ロビンス氏とは、ロサンゼルスで近しい間柄であることに加え、夫妻がボブ・マーリーの「音楽やメッセージを気に入っている」からだと理由を語っている。